対象:リフォーム・増改築
回答:1件
ダクト結合は危険です
はじめまして
排気ルートについてすが、結論から申し上げて「別ルート」にすべきだと考えます。
(理由1)臭気の問題
例えば新築の場合、24時間換気システムの排気を「トイレ」に設定し、「キッチン」のレンジフードで1系統、「洗面・浴室」で1系統で計3系統を設けたりします。
また、排気ファンの性能(換気量)の計算をするので、径の違うダクトを接続し1本出しする考えは新築工事では基本的に考えられません。
一方で、築年数の経った物件では24時間換気の規程が無い時代でしたので、洗面・浴室・トイレを1系統にし、キッチンを1系統で計2系統のものが多いです。
これを1系統にしてしまうと、換気扇の稼働場所の有無でキッチンにトイレの臭気を引っ張り込む恐れがあり「衛生上」問題があると言えます。
(理由2)消防法など条例の規程
個人住宅・マンションにおいては地域よって消防法など「火災予防条例」(建築基準法とは別)が制定されており、レンジフードダクトの仕様など規定が厳しく指定されます。
素人考えでもレンジフードダクト内は油や煙の通り道なので火災への影響がありますし、トイレや洗面・脱衣室方面にこの汚れが流れ込むこと自体、気持ち悪いと思うのですが・・
先ずはお住いの集合住宅において条例が当てはまるか否かを業者さんに確認してもらうと安心ですね。
簡単ですがリフォーム前のお役にたてられれば幸いです。
評価・お礼

ajmj410105tさん
2023/08/17 07:19専門知識を有り難う御座います。素人が考えても疑問に思う問題でした。業者さん選びを慎重に選択し直します、有り難う御座いました。
回答専門家

- 齋藤 進一
- (埼玉県 / 建築家)
- やすらぎ介護福祉設計 代表
子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅までやすらぎの空間を
医者に外科・内科等があるように、建築士に介護福祉専門家がいてもいいと思いませんか?人生100年時代を迎えた今、子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅など終の棲家まで、ライフステージを考えた安心して暮らせる機能的な住まいを一緒に創りましょう
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