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対象:家計・ライフプラン

年収350万 独身40歳 ここからの老後資金作りを教えてください

マネー 家計・ライフプラン 2018/10/25 00:49

年収350万 独身40歳女性です。昇給も結婚の予定もありません。
神奈川在住で賃貸一人暮らしです。
貯金は140万しかありません。
こんな状況でも老後に安心して暮らせるには、これから家計をどうしていったら良いですか?
今後、老後までにいくら貯めれば良いですか?
手遅れかと思いますが、何卒宜しくお願い致します。

yhotdogさん ( 神奈川県 / 女性 / 40歳 )

回答:2件

藤森 哲也 専門家

藤森 哲也
不動産コンサルタント

- good

老後の資金作りについて

2018/10/26 14:26 詳細リンク
(5.0)

はじめまして、不動産コンサルティング会社、アドキャストの藤森と申します。
ご質問いただきました件ですが、一般的な老後資金としては3,000万と言われる
ことが多いです。

これは、総務省の報告による年金19万円、月の支出27万円、不足分8万円×25年に
住宅や車や医療関係を考慮した概算が根拠となっています。
ファイナンシャルプランナーによっては、1,500万円程あれば大丈夫という考え方や、
1億円必要という考え方もあるようですが、この問題については、yhotdog様が
どの様な老後生活をお考えかによっても大きく違ってきます。

60歳からでも25年や30年の年数を考えますと、毎月15万での慎ましい生活で
構わないのか、30万は必要と考えるかで5000万以上の差が生じます。

その為、まずはライフプランを作成してもらい、yhotdog様が望む老後の生活に対し、
現実的な金額を試算することがお勧めです。


次に、望む老後生活と金額を試算した後、その通りに行かないリスクに対しても、
どのような考え方を持つのか意識してみては如何でしょう。

40歳の現在、老後の生活とは20年後から50年後にかけた生活となります。
年金の支払い時期が70歳や75歳となっているかもしれませんし、
支払額も半分に減額されていてもおかしくありません。
もっと過酷な状況かもしれませんし、もしくは景気が劇的に改善されている
可能性もあります。
ご自身やご両親が病気や事故にあうことも可能性としてはある訳ですし、
その際は収入が途絶え、多大な出費が生活を圧迫する事態も可能性としては
誰にでもあることです。


全てが今と大して変わっていない可能性もありますが、40~50年後先の
社会情勢や保証制度、経済状況、自身の健康状態を正確に予測できない以上、
計画の範囲に収まらないリスクはあります。
これを、楽観的に考えるか、最悪を想定し対策することを絶対と考えるか、
どの程度までを対策出来たと考えるのかでも、今後のシミュレーションは変わります。



なお、一つ言えますことは、昇給予定がなく、いまのまま年収350万の中から、
そういった老後を安心して生活できるだけの金額を貯めると考えると、
現実的には厳しいと思われます。

勿論、yhotdog様の考える老後生活にもよりますが、心配をして相談を投稿される
お人柄を考えますと、ギリギリでも食べていければいいという事はないでしょうし、
将来の年金支払い問題や病気のことなど考えるだけ無駄!とは思えない性格の方と
考えていおります。
そういった方が安心した老後の実現を本気で考えた場合、今とは違った行動で
今と異なる状況を作っていく必要はあるかと考えます。

それが、誰にも真似できない技術や知識を身に付け独立して収入を増やすのか、
または高収入への転職を狙うか、大金持ちとの玉の輿を視野に入れた人脈作り等を
本気で取り組むのか、投資などで資産運用を行うか、どちらにしても節約レベルでは
20年あっても足りない上限がみえていまうのが現実ではないでしょうか。

私が不動産コンサルティング会社の人間だからという訳ではありませんが、
不動産投資は老後を見据えた人生設計には適しているかと思います。
理由としては、管理会社に任せてしまえば大した労力もいらずに家賃収入が得られ、
賃料に関しても売買と比較し大きな変動は起きづらい傾向があるからです。
株式投資よりはゆとりのある不労収入が得られ、資産価値の変動や目減りがあっても
倒産リスクといったものはありません。(但し、大震災などのリスクは不動産にもあります)
20年あればローンの返済も大幅に減っていたり、また完済できている物もあれば、
丸々家賃収入として、売却すればまとまった金額を得られる資産として、
老後の安心な生活にも需要のある投資先かと思いますし、ローンの返済期間的にも
始める時期としては決して遅くはないかと思います。


当然、ローンを利用して購入し人に貸すことで家賃収入を上げることが、
一般的な不動産投資なので、空室リスクや災害でのリスクなどがあります。
しかし、リスクということで考えれば、株・FXなども含めた投資に限らず、
独立も、転職も、今のまま何もしない日々を過ごすことにも、全てにリスクは
考えられます。
特に、何か始めようと考えた時に病気などを患ってしまっていては、
不動産投資で言えば購入するためのローンが組めなくなったり、
倒産に見舞われた際、転職や独立が可能なスキルなどなければ
再就職ができない事態もあります。

今までと違ったことをするのは楽ではないでしょうし、新しいスキルの習得や
一歩踏み出す行動には労力も勇気も必要です。
投資も勉強は当然必要ですし、あくまで自己責任です。
確定拠出年金制度やNISA(小額投資非課税制度)など、老後資金の積立や
税制優遇制度などもありますが、それが十分なものなのかも勉強したうえで、
良く考慮する必要はあります。

何もしないまま迎える将来のリスクと比べ、どう行動すべきか真剣に考えてみる
良い機会ではないでしょうか。

yhotdog様の、もっとも可能性と利益ある選択の参考にして頂けたら幸いです。
以上、ご参考になりましたでしょうか。

アドキャスト:http://ad-cast.co.jp/ 藤森哲也

ファイナンシャル
老後資金
不動産
不動産投資
資産運用

評価・お礼

yhotdogさん

2018/10/26 20:52

初心者でもわかりやすくご回答いただきました。
ありがとうございます。
たいへん参考になりました。

回答専門家

藤森 哲也
藤森 哲也
(不動産コンサルタント)
株式会社アドキャスト 代表取締役
03-5773-4111
※お電話の際は「"プロファイル"を見た」とお伝え下さい。

将来必要なお金を把握せずに、家を買うのって怖くないですか?

売ってしまえば終わり・・・になりがちな不動産業界の現状に疑問を抱き、不動産購入には欠かせないお金の勉強をスタート。FP資格を取得。住宅購入に向けての資金計画、購入後の人生設計までトータルにサポートする「一生涯のパートナー」を目指しています。

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渡辺 行雄

渡辺 行雄
ファイナンシャルプランナー

2 good

老後資金の貯め方について

2018/10/25 11:26 詳細リンク
(5.0)

yhotdogさんへ

はじめまして、個別相談専門のファイナンシャルプランナーとして活動しています、
渡辺と申します。

『こんな状況でも老後に安心してくらせるには、これから家計をどうしていったら良いですか?』
につきまして、

老後資金の準備を始めるに当たっては、まず現在の家計の状況を把握しなければ始まりません。
具体的には、例えば手取り月収金額が22万円といた場合、
食費やスマホ、公共料金など、家計支出が20万円だったとします。
そして、60歳で定年を迎えるとしたら、少なくとも平均寿命分プラスα程度の金額は最低限必要となるのですから、まずこの金額を確認しておきます。

さらに、老後を迎えた後からも家電製品などは買い換えが必要となりますので、この分の金額も予め見積もっておきます。

平均寿命を86歳とした場合、生活費として6,240万円ほどは最低限確保する必要があります。

ただし、現在の預貯金140万円。
さらに60歳の定年までにこの場合でしたら、収入金額22万円から生活費20万円を差し引いた2万円が毎月残ることになりますので、
60歳までの預貯金が480万円。

また、65歳以降は年金を受給出来ますので、その分も差し引いた金額が老後資金として時部地震で準備する金額となります。

この場合、例えば65歳から厚生年金が月額15万円相当受給出来る足した場合、
65歳から86歳までに見込み総額として、3,780万円も受給できるのですから、
ご自身で準備する金額は、あくまでも生活費分となりますが、
1,840万円ほどとなります。

あくまでも参考例として書きましたが、このように計算していくことで、
老後資金としていくらくらい準備していく必要があるのかなど、
自分自身でも計算することが出来ます。

yhotdogさんの場合、定年を迎えるまでにまだ少なくとも20年以上はあるのですから、
今からしっかりと計画を立てて貯金をしていけば、十分にまにあいます。
頑張ってください。


以上、ご参考していただけますと幸いです。
リアルビジョン 渡辺行雄
http://www.fpreal.jp/

老後資金
平均寿命
ファイナンシャルプランナー
厚生年金
家計

評価・お礼

yhotdogさん

2018/10/26 20:48

的確なご回答で、問題を整理できました。
ありがとうございます。
資金作りに第一歩を踏み出せそうです。

渡辺 行雄

渡辺 行雄

2018/10/27 10:15

yhotdogさんへ

お返事いただきありがとうございます。
また、多少なりともお役に立てて何よりでした。

これからもマネーに関することで、
分からないことがありましたらご相談ください。

リアルビジョン 渡辺行雄

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