対象:矯正・審美歯科
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初めまして。
矯正治療が7年も続いていまだに終わる気配がないのでご相談させていただきます。
前歯が突出していることが嫌で40歳を過ぎてから歯列矯正を開始しました。
前歯にブラケットをつけたくなくて相談したところ、上下4本抜歯し見えない部分にワイヤーを装着し整えた後、インビザラインで矯正する方法になりました。途中3回ほどリスタートしています。(数年かかりました。3年ぐらい?)
その後概ね整ったということでアソアライナーに切り替えましたが、しばらくすると新しいリテーナーになるたびにリテーナーが割れてしまい、いい加減これは意味がないのではと思い、ワイヤー矯正で構わないと何度かお伝えして、最終的にワイヤー矯正になりました。
しかしワイヤーに変更しても、ワイヤーが何度も折れてしまい、これも結局治療が全然進んでいません。アソアライナー2年、ワイヤー2年ぐらいでしょうか?長すぎてもうどのくらいの期間行ったかはっきり覚えてないのですが・・・。先生は「ワイヤーがこんなに折れることはまずない。もう限界なのかも・・・」と話され、打つ手がない状態です。しかしこんな隙間だらけの歯並びで終わりにされてしまっては非常に困ります。ワイヤーが折れてしまったら、本当にこれ以上の手段はないのでしょうか・・・?
ジンベエザメさん ( 埼玉県 / 女性 / 47歳 )
回答:2件
堀内 晃
歯科医師
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Re:ワイヤーが何度も折れて治療が終わりません
はじめまして、長崎の堀内と申します。
さて、お問い合わせの件ですが、矯正治療が7年も続いているといういことと、再度ワイヤー矯正を始めたら、ワイヤーが何度も折れるということですね。
私自身、矯正医を26年やっておりますので、だいたいのことは経験していますが、たしかにワイヤーが折れやすい方はおられます。
通常、矯正装置やワイヤーは上下の歯の山の部分--咬頭と言います--がぶつかりあわないように配置します。
ですが、治療を続けている内にワイヤーがぐにゃぐにゃになっていたり、文字通り折れていたりということはありました。
こういうワイヤーが折れたり、曲がったりする方は、実は、噛みしめが強い方なんですね。
噛みしめが強いことで歯が顎の骨の中に沈下しやすい方でもあります。
骨密度が女性の方の場合、やはり低めの方が多く、沈んでいることはあります。
それで何度やってもワイヤーがきれてしまうことになります。
私は、こういう方の場合は、ワイヤーの素材を変えます。最近では、ゴムメタルワイヤーというモリブデンを含むワイヤーがありまして、折れにくくなっています。
また、ワイヤー以外では、噛みしめをやめる必要があるわけですが、患者さま自身が噛みしめの要因を考える必要があります。
一つには、普段からいつの間にか上下の歯を合わせて食いしばっている方です。
また、この原因は、神経反射でもあるのでそう簡単にはやまりませんが、そのまた原因がありまして
カラダのバランスが悪かったりします。
おそらく、肩こりや首こり、頭痛などもあられるのではありませんか?
結論を言いますね。
足の指を広げる体操「ひろのば体操」とか「ゆびのばソックス」なるものをインターネットで検索されてみてください。
そして、頬杖や横向き寝、うつ伏せ寝をしないことです。
これ以外でも顎に対して力をかけるような動作をやめてみましょう。
きっとワイヤーの折れる頻度が減るはずです。
ご参考にされてみてください。
もし、また迷われたら、当院のホームページをご覧ください。
たくさんヒントがあります。
http://www.horiuchi-sika.com/
http://cure.horiuchi-sika.com/
https://www.youtube.com/channel/UCRS5CKbRHX-kQqXeJO4a81g/videos
評価・お礼
ジンベエザメさん
2016/06/07 23:46早速の返信ありがとうございました。
確かに噛みしめるクセがあると思います。
担当の先生からは、いくら噛みしめるといってもご飯食べないわけにはいかないし
限度があるでしょう、と言われたので、そんなものなのかなと思ったのですが、
やっぱりよくないということですよね。
今後気を付けたいと思います。
ちなみに下の歯は先に矯正が終わっているので、下の歯だけマウスピースを
食事以外常時装着しています。
これでさらに歯が埋没しているのかもしれません・・・。
ご紹介いただいた件、参考にさせていただきます。
ありがとうございました。
堀内 晃
2016/06/08 09:53最高の評価をありがとうございます。
下は終わっているということですね。私の場合は、下だけ終わっているという判断はしません。
下はある程度、完成しているかと思っても、後で上がどうにも動かないと判断した時は、下の歯列を固定源にして上の歯を動かすということを考えるからです。
また、マウスピースを付けて固定されているということですね。
これは、これでたしかに咬みあわせが変化しやすい要因でもありますね。
もともと、歯のすり減りがもとの噛み合わせにあったすり減りですから、もとの噛み合わせに戻ろうとしてしまいますよね。
歯のすり減りを生えたての歯の状態にいくからでも戻すと、顎の余計な噛みしめが減るのも実は科学的に根拠のあることなんですよね。
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