対象:ペットの医療・健康
オス.現在5歳。おそらく生後2ヶ月で保護。その2週間前に車にひかれてしまったのか骨盤がかなり曲がって右足がのびている状態、左足は骨折していました。その時は前の手だけではって動いておりました。その後すくすくと成長し左足は骨折のままくっつき、未だ右あしは伸びたままですが、神経をつなげる漢方などで、うまいこと伸びたままの右足も使い4本を器用に使い歩くほどになりました。
ここ1.2年前から便秘がひどくなり、内服薬も効かなくなり便をかき出しに通院しておりましたがついに骨盤腔狭窄性肥大症で結腸の上りといいますか上行結腸というのですか?そのあたりにプラスチック級のカチカチのウンチが留まり、かき出しの器具を使っても届かず、肛門からの下剤もすぐに排出してしまい何度やってもうんちまで届かず、手で押しつぶす事もできない、腸がパンパンにふくれてしまい水分で便を柔らかくするわずかな隙間も無いとの事でした。通っている病院はもう手の施しようがないと言われました。
手術の事も考えましたが、結腸の全摘出にともなう縫合の合併症と縫合部位の離開、腹膜炎のリスクと、腸の血管の縫合後の再生の確立の低さについてや結腸といわれている部分でも部位によっては縫合してもくっ付く可能性が低い事も正直にお話をして頂き、手術の(術後すぐの結果でなく、1年後、2年後の総合的な経過)成功率の低さを教えてくれたので、正直苦しませて病院で亡くなる事は一番悲しいしく手術に踏み込めません。
それでも出来る限りはどうにかしてあげたいのです。肝臓や他の臓器は問題なく、本当に便がつまってしまってそれだけなんです。それで命を落とすのが辛いのです。
手術しか方法はないのでしょうか?開腹で便だけを取り除く手術はあると思いますが
上記のリスクを承知で判断をしなくてはならないとも思い、手術をしようか悩んでおります。
そこで、上記の手術のリスクを考慮した手術法をとられている先生や病院を探しております。ネットの手術紹介だけでは成功した件しかのっておりません。技術のある先生や病院をご存知ありましたらすぐにでもお教えいただきたく質問させて頂きました。余命はそれほど残っておりません。本人は食欲もかなりありまだ動けております。今のうちにできる限りはしたいので宜しくお願い致します。
ねこちゃん2さん ( 岡山県 / 女性 / 32歳 )
回答:1件
Re:猫の巨大結腸症で病院に余命宣告され緊急事態です。
仕事依頼の方に頂いた質問の内容も合わせてお応えさせて頂きます。
巨大結腸症ですが、基本的には浣腸や下剤、食事療法などの内科治療から始め、それでもコントロールが困難な場合は通常外科手術の適応になります。また今回の場合は骨盤狭窄が根本の原因であり、さらに長期にわたる重度の結腸拡張は結腸の無力症を引き起こします。そのため貯留している便を取ったとしても再び詰まってしまう可能性が高いため根本原因を取り除くための手術が必要になります。
手術の方法としては拡張が上行結腸まで及んでいる場合は結腸全摘出が必要です。また今回のケースでは骨盤狭窄があるため骨盤拡張術も併用する必要があるかもしれません。
成功率や費用は執刀医の経験や各病院の設備によりますので具体的なお答えは難しいのですが、長期的に維持できるケースが多いと思います。結腸摘出後は下痢が慢性的に続いてしまいますが、これは排便を促す意味合いでも必要なことでもあります。術後は便の管理が必要になりますが、手術の成功率と予後は悲観するほど低いものではありません。
ただ手術できる施設はやはり限られてくると思いますので、今一度かかりつけの先生とよくご相談して二次診療施設への紹介などを検討されてはいかがでしょうか?
(現在のポイント:-pt)
このQ&Aに類似したQ&A
表示中のコンテンツに関連する専門家サービスランキング