扶養内、外と、保育料

ウメマァ様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナーの森本直人です。

扶養内で調整可能なら、調整した方がよいケースかもしれませんね。

税金や社会保険料の負担が増え、さらに保育料もアップするのは痛いです。

保育料が推定月1万5千円増なら、手取りの逆転現象も起こり得ます。

今はむしろ、扶養内の優遇を活かして、お子さんたちと一緒に居る時間を増やす、という考え方もあります。
（もっとも、保育士で、お子さんと同じ保育所という特殊事情はあるようですが。）

例えば、下のお子さんが小学校に上がる頃になったら、扶養の範囲を思いきり超えて働くプランはいかがでしょうか。

いずれにしても、計画性は大事です。

将来の収支を予測する、キャッシュフロー表をぜひ一度作成してみてください。

あとは、現在の貯蓄額はわかりませんが、あくまで一般論として、お金にも一緒に働いてもらうという考え方があります。

投資信託等を利用して、扶養の判定に影響させずに、運用する方法もあります。

新築については、ご主人さんが安定したご職業についていれば、あえて頭金を少なくして、なるべく多めにローンを組む選択もあるでしょうね。

最近は特に、10年FPをやっていて、過去に見たこともないような超低金利水準です。

また、住宅ローン減税の規模も比較的大きいです。

国としては、株式や不動産に、どんどん投資してもらいたい、との意図が明確です。

もちろん、リスクについての十分な理解は必要ですが、よく勉強して、金融上のテクニックも上手に活用してみてはいかがでしょうか。

ちなみに、交通費は、103万以内の判定には影響しませんが、130万以内の判定には影響します。

ウメマァさんへ

こんにちは。中国地方のファイナンシャルプランナーの上津原と申します。

マイホームご購入のために現金を少しでも確保したいというお気持ちのようですね。
とはいうものの、社会保険料などの急激な負担増は避けたいといったところでしょうか。

いくつか考えるためのポイントをお伝えしておきます。

・マイホームの頭金はいくらあったらよいか、
その金額に到達するまでにあといくら必要か。といったことも気にかかります。
頭金について親からの援助が可能であるとしたら、
無理して収入を上げる必要もないかもしれません。

・マイホームの予算によっては、
ウメマァさんが連帯債務者になるかどうかの問題も出てきますので、
そうなってくると、場合によっては、年収が130万円を突破してでも思いっきり働かざるを得ないかもしれません。思いっきり働くのであれば、年収は大まかに見ても160万円程度は欲しいところです。
連帯債務者にならずに済む、または年収が少なくてもお気持ち通りのマイホームが建てられるのであれば、収入にこだわらなくてよいでしょう。

・収入を上げようとすればするほど、
子供さんのことで突発的な事態（急病・けがなど）があった時のことが気にかかります。
小学校ですと児童クラブに入れるかどうかという課題も出てきます。
ご実家が近くにあり、親のサポートが得られればあまり心配がないのかもしれませんが、
子供さんのことが気にかかって仕方がないということであれば、
働くペースはほどほどにされた方がよいでしょう。

なお、社会保険料を計算する際は、交通費は含まれます。
※税金の計算の際は、交通費は含まれません。

家計のやりくりは、収入には左右されずに成果が出ますが、
収入を上げようとする過程で起きるストレスは、家計に影響することがあります。

損得で考えたいところでしょうが、
気持ちから考えてお金の損得のつじつまが合った方が、
結果的に納得されるのではないかと感じます。
ご主人の給与にかかる諸手当がどう変わるかも着目してみてください。

上津原拝

上津原マネークリニック in 山口県柳井市
http://www.urban.ne.jp/home/uechan/