対象:住宅設計・構造
はじめまして、知識がないので相談にのってください。
3年前に家を新築しました、家は90センチの擁壁の上に建っており、擁壁は重量式無鉄筋コンクリート擁壁で、5年前に造られたそうです。
新築後1年以内に擁壁がひび割れし、段差ができたので、ひび割れ部分をV字にカットし、補修してもらいました。
最近また同じ個所が割れてきて、手前に一部擁壁が崩れそうです。
不動産屋に伝えたところ、シュミットハンマーで強度を確認後、割れ部分をカットし鉄筋を入れて補修するとのことなのですが、2回もひび割れる理由として考えられることはなんでしょうか?
家はベタ基礎で建築されていますが、家に影響はないでしょうか?
不動産屋が提案してきた補修は正しいでしょうか?
擁壁ではなく地盤に原因があるのでは?
ぶんこさん ( 大阪府 / 女性 / 37歳 )
回答:1件

中舎 重之
建築家
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地盤と擁壁
擁壁の高さ200シンチ以下の場合、申請が不要です。そこで、設計も施工も安易になります。無筋コンクリート造擁壁にV字カットの補修は基本的に違います。骨折しているのに絆創膏を貼る感じです。段差ができる程の亀裂の理由は、当方にも思いつきません。ただ幸いにも建物の基礎がベタ基礎で、良かったですね。擁壁と建物との距離は、擁壁の高さが90センチの場合は、擁壁から90センチはなして建物を建てて下さい。高さが2メートルなら、横の空地も2メートルにするのが、基本です。其れより内側に建物を設置する場合は、建物の基礎と擁壁とを構造計算する必要があります。
以上です。 2014.4.30 中舎重之
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