対象:リフォーム・増改築
徳島阿南市で、築10年目、木造軸組、外壁 防火サイディング(t15mm)、陶器瓦
です。購入した業者が倒産していて、メンテナンスをどこに頼めばいいか困っています。
外壁のコーキングのひびやサイディングも一部ひびがでてきており、メンテは必要そうなの
で、業者の探し方などをアドバイスしていただけないでしょうか?具体的な業者名を
案内頂けるならそれでもありがたいです。
補足
2013/05/13 19:21すいません。お礼の入力の仕方が分からないのでここに
記載させてください。久保田様、丁寧な回答ありがとう
ございました。大変勉強になりました。参考にさせて
頂きます。
サクムシさん ( 徳島県 / 男性 / 41歳 )
回答:1件
久保田 優一
ガーデンデザイナー
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塗装でのメンテナンスがおすすめです
築10年ですと、そろそろといった所ですね。
外壁は、サイディングの目地を変成シリコン、もしくは変成ウレタンにて
打ち変えます。(打ちかえとは、一旦取り外して新しくやり直すことです。)
窓周りのコーキングは増し打ちといって、一旦取り外さずにプライマーをして
既存の上から打ちます。窓周りは一旦取り外しをすると、防湿シートを傷つけていまう
可能性があるので、増し打ちという方法をとることが一般的です。
あまりに劣化している場合は、取り替えることもあります。
その上から、水性シリコンやウレタンなどで塗装しますが、塗料の種類によって
お値段が少し違いますし、耐用年数も違いますのでコストと効果でご検討下さい。
一般的には現在シリコンで10~15年が主流です。
そこからコストを下げると「ウレタンで7年」「リシン5年」になります。
塗料メーカーは多種多様にありますので、どれがいいとは一概に言えませんが
一番有名なのは「日本ペイント」さんです。(資材費が一番高いです。)
さらに上はフッソ、光触媒、遮熱塗料などがあります。
耐用年数はシリコンとあまり変わりありませんが、汚れが目立ちにくかったり
夏の熱さを軽減してくれる塗料です。
(遮熱は効果がないことはないのですが、涼しくなるわけではありません。
理由は家の熱交換効率は窓がほどんどだからです。
暑さ寒さ対策は窓を考える方がよいでしょう。)
あと、屋根は塗装できるものと、しなくてもよくジョイントの漆喰を
やりかえる瓦があります。
どちらになるかは、現地を見た職人さん等と相談して決めてくださいね。
さて、私は兵庫県なので徳島県の業者さんについては、
あまり存じていないのでご紹介までは出来兼ねてしますのですが
塗装専門店さんにご依頼されるとよいと思いますよ。
詳しい情報を教えてくれます。
保証年数がたくさん欲しい場合は工務店やリフォーム店がよいかと思います。
職人さんの会社を探す時は業界歴の長い塗装専門業者さんがお勧めです。
ベテランの職人さんが多いと思います。
工務店は地場の工務店さんを探してみてくださいね(^-^)
補足
ご参考までに
徳島県 阿南市 外壁塗装と検索して出てきた
塗装業者さんをご紹介させて頂きます。ご参考になさってください。
<小川塗装さん>
http://www.etosou.net/tokushima/anan.html
<鈴木塗装さん>
http://www16.plala.or.jp/suzukitosou/otoiawase.html
<瀬川塗装さん>
http://www.segawa-t.com/pc/index.html
評価・お礼
サクムシさん
2013/05/12 16:40早速の回答ありがとうございました。
以前、徳島市内で知人の近所が外壁を塗装したときに、
塗装の密閉性が高すぎて(?)室内の水分が抜けずに
トラブルになったケースを聞いたことがあります。
そんなことってあるんでしょうか?
あと、このような事例は家ごとでケースバイケースになるので、
やはり現物の家とか図面を見てもらって塗装業者さんと
相談するのがよろしいのでしょうか?
久保田 優一
2013/05/13 18:24塗料が厚すぎて湿気が抜けないということは、私も教えてもらった事があります。
厚塗りすれば何でもよいのかと言えばそうでもないようです。
湿気が抜ける仕様の塗料材の場合、規定の塗り重ね回数があり、それを上回って塗ると本来の透湿機能が働かず、湿気が室内に滞留するということが起こるようです。
特にモルタル壁に吹き付け仕上げの場合気にリフォームを検討する時、最適な塗料を選ぶ時に注意する必要があります。
サイディング壁の場合は、サイディングのジョイント部分からある程度室内の空気が抜ける仕様になっていますので、ある程度厚塗りしてもあまり問題はありません。(これも現場によって違いはあります。)もちろんジョイント部分はよく見ると塗装後に泡にようなものが出たり、部分的に付着していないような塗り方になりますが、上記の透湿機能を果たしてくれているので、隙間ができるようになります。
モルタルは厚塗り、サイディングは薄塗りが一般的です。厚塗りする意味はモルタルのひび割れに追従できるようにするためです。
きれいに塗ってくれていないとおっしゃる人もいますが、逆に塞いではいけないものなので、そこをぴっちりと塗り込んで仕上げていない業者さんの方がよくご存知であると言うことになります。
私も現場監督をしている時にサイディングのジョイント部分がきれいにふさがっていないのを見つけ、なぜふさがらないのか聞いてみると、ベテランの職人さんに常時空気が抜けているので、湿気も抜けるので塞がらないものだと、また塞いではいけないし、ふさがなくてもサイディングは雨水は入らない構造になっていると教えてもらいました。
おそらくご近所さんはモルタル壁の吹き付けで、厚塗りをしすぎて湿気が抜けないのか、透湿機能のない塗料を塗られたのか、下地のシーラー材に透湿機能の無いものを選んでしまったのか、メーカーの不良品か、家がそもそも湿気ナ抜けにくい作りなのか、いずれかかもしれません。そのため、塗料の選定は慎重に行わなければならないので、安ければ何でもよいと言うわけでもなく、厚くなるように何度も何度も塗ってくれるから親切でよいというものでもありません。
適切なものを選び、適切な方法で仕上げる必要があります。それほど、塗装は奥が深いともいえますから、経験豊富な安心できる業者さんを見つけて行ってくださいね(^-^)
(現在のポイント:-pt)
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