ローン後の家賃について

不動案コンサルタント＆ＦＰの野口です。

ゆず＆みかん様は、全体的にしっかりとしたプランと準備をしておられ、堅実なご性格とうかがいます。

マンション取得による、ランニングコストが若干補正させて頂きます。

マンション管理費は、占有面積、マンションの規模、管理内容によって異なりますが、月額8,000円であれば、将来それほどＵＰしません。平米当たり＠100/月額であれば平均相場です。
修繕費は、取得時に修繕基金として、平米当たり＠4,000を基準に一時的に徴収する分譲会社が多くなっています。この程度であれば、月額平米当たり＠60円が一般的ですが、これでは、小修繕を賄うのが精いっぱいです。15年前後に予想される「大規模修繕」の費用を賄う事が出来ません。したがって、管理組合は、このことに気づき築10年ごろより大幅にＵＰを計画し改定するところが大半です。平均的には＠60から＠100に変更される場合が多いのです。これをご参考に加味してください。

新築時には、占有部分の修繕も少ないのですが、10年経過後は、設備の更新、内装のリフォームは欠かせません。（エアコン、暖房設備、キッチン、洗面、浴室など）

ゆず＆みかん様は、10年後に600万円の繰り上げ返済をお考えは大変良いと思います。銀行にもよりますが、繰り上げ返済の手数料は極僅かでしょうから、2年に1回120万円を目標にされるのがよいでしょう。

基本となるライフプランが必要になります。ご主人の収入は更にUPするでは（？）お子様の誕生、子育て、教育費などが重要な家計経済の柱です。

預貯金は、何か突然の出費に備えておくときの準備金でしょう。私たちは、安心な金額は、一人当たり100万としておりますが、最低で一人当たり50万円は欲しいと思います。これを参考に子育て、マイホーム費用、ご家族の娯楽、将来の老後まで考えライフプランが不可欠です。

これらを総合的に、現状で予想し収支をしっかり立て、繰り上げ返済で将来の準備をしてください。