対象:新築工事・施工
現在、田んぼを農地転用した土地を埋め立てする段階です。
田んぼ⇒150坪、深さ2.5メートル(周囲との高低差)
フラット35Sの契約を一昨年9月に契約、今年の9月で契約が切れます。
その為、契約が切れる前に建物完成したいのですが、最近土を入れた後は寝かした方が良いと言われました。
★梅雨を超したら、地盤は安定するのでしょうか?
★それとも、梅雨前に土を入れて3ヶ月ほど寝かしただけでも大丈夫でしょうか?
また、土がある程度沈んで建物が少し下がると言う話は聞いており、建物自体は補強しております。
しかし、家周りの地盤が下がったことによって水道管がずれて水漏れなどする可能性があると言うことについては知らなかったので、大変不安です。
★水道管がずれることはあるのでしょうか?
フラット35Sの後に出たフラット35Sエコの契約は間に合わなかったので、ローンの組み方もわかなくなってきました。
★ローンの組み方はどうしたらいいのでしょうか?フラット35Sの期間は伸ばせないのでしょうか?
どうぞ宜しくお願い致します。
いななんさん ( 愛知県 / 女性 / 31歳 )
回答:2件
農地を造成して家を建てる場合の注意点
アネシスプランニングの寺岡と申します。宜しくお願いします。
さて、ご質問の件ですが、農地を造成して建物を建築する場合には、いくつかの注意点があります。
まず、隣地との境界ですが、高低差が2.5Mもあるとブロックでの土留めは行わず、コンクリート擁壁で土留めをすることになるでしょう。
また、この擁壁下も杭などの地盤改良をする必要性があります。
次に、盛土の仕方ですが、通常の赤土などのみで盛土をすると、まず施工直後の建物建築はできないものです。
ですがら、赤土のみだけではなく、砂や砕石などを使った多層構造で盛土をしていく方法があります。
さらに、こうして造成した土地に建物のための地盤改良を行うことになります。
尚、造成後に地盤改良方法を決めるための地盤調査は必要になります。
また、造成の施工時期ですが、農閑期である11月から3月までには完了させる必要があります。
地域にもよりますが、田植えのための水はりは4月から始まりますので、それまでには必ず造成は完了しておくことでしょう。
この時期以外での造成工事はお勧めいたしません。
以上のような注意点を考慮しておけば、地盤の沈下や水道管などのずれは比較的少ないかと思われます。
尚、梅雨時の建物着工は避けて夏以降の着工をお勧めいたします。
造成直後の地盤は必ず沈下しますので、その後の時期がいいかと思います。
ただ、こうした施工をしたから完璧とは言い切れないのでその点はご留意ください。
もう1つ注意する点は浄化槽の埋設工事です。
浄化槽の大きさにもよりますが、耐圧盤やその下の地盤補強も必要な場合があります。
建物の間取りや配置が決まっていれば、造成中にこの工事を行うとコストダウンにつながります。
最後にローンの件ですが、フラットが間に合わない場合には再度、フラットも含め、別なローンを再検討されてはと思います。
詳細な状況がわかりませんので何とも言えませんが、回答がご参考になれば幸いです。
尚、個別のご相談や詳しい説明をご希望でしたら、お気軽にお問い合わせ下さい。
宜しくお願い致します。
アネシスプランニング(株)
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電話:03-6202-7622
メール:info@anesisplan.co.jp
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評価・お礼
いななんさん
2013/01/16 21:42寺岡様へ
大変丁寧なご回答、ありがとうございました。
梅雨時の建物着工予定をしていたので、寺岡様のご意見が大変参考になりました。
6月上旬ぐらいまでに田んぼの埋め立てをして、半年後ぐらいから着工する形にしたいと思います。
浄化槽の埋設工事についても、耐圧盤やその下の地盤補強も必要なことを初めて知りました。
ホームメーカーでは教えてもらえなかった詳しい説明を聞かせて頂けて、大変参考になりました。
着工する前に寺岡様にご相談が出来てよかったです。
ありがとうございました。
いななん
回答専門家
- 寺岡 孝
- (東京都 / お金と住まいの専門家)
- アネシスプランニング株式会社 代表取締役
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青沼 理
建築家
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適切な地盤調査に基づいた設計が必要です。
どのような土で埋めるのか不明ですが
埋め立てる土の状況によっては
3ヶ月どころか何年も地耐力は期待できません。
適切な地盤改良工事が必須です。
東北大震災のとき多くの被災建物を調査してきました。
共通して言えることは
水田を埋め立てたような軟弱地盤での建物の被害は大きく
しかし、隣り合っていた建物でも
地盤改良などの対策をしっかり行った建物は
ほとんど被害がありませんでした。
建物を補強しても地盤が傾いてはどうしようもありません
是非、地盤調査に基づいた適切な設計をお勧めします。
もちろん水道管がずれることはありますので
それも含めた設計が必要です。
また、フラット35については
期間延長は難しいかもしれませんが
収入や建築条件に変更が無ければ
再申込みが可能と思います。
フラット35の担当者とお打ち合わせして
Bestな方法をみつけていただくのが良いと思います。
地盤の件やフラット35の件など含め
お近くの信頼の置ける建築士にご相談なさるのも
一つの方法かと思います。
ご不明なことがありましたら
遠慮無くご質問ください。
評価・お礼
いななんさん
2013/01/16 21:30青沼様へ
早々のご回答、ありがとうございました。
建物の補強だけではなく、地盤改良もホームメーカーと
詳細に打ち合わせをして進めて行きたいと思います。
フラット35に対しても、今後どのような形で進めて行けるか、
他のローンも考えつつ相談してやっていきます。
この度は、ご意見を頂きまして誠にありがとうございました。
いななん
青沼 理
2013/01/29 20:18コメントが遅くなり申しわけありません。
その後、無事解決されたでしょうか?
また、ご不明なことがありましたら
お気軽にご質問ください。
(現在のポイント:-pt)
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