対象:年金・社会保険
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国民年金の追納について、すべきかどうかアドバイスをお願いします。
今日、年金機構から追納期間延長に伴う納付推奨の手紙が来ました。
私の事例において、追納についての理解が合っているかどうか、
また、皆様ならば追納するか否か、アドバイスを宜しくお願いいたします。
現在30歳 会社員 追納するだけの余裕資産はある。
H14-18の間は大学に在籍していたが、学生控除も申請せず未納していた。
H19年4月に就職以降は厚生年金とともに納付を続けている。
今回届いた書類によると、
◎追納金額
H14年度 6か月分 89,640円
H15年度 12か月分 176,640円
H16年度 12か月分 174,120円
H17年度 12か月分 174,120円
H18年度 12か月分 175,320円
◎1か月分の追納により年額1,638円増額される
以上より、
未納54か月分を全て収めたとすれば、合計789,840円の支払いで年額88,452円の増額が受けられる。
また所得税控除(年収900万円を超え1,800万円以下のため課税率33%)を受けると、実質608,176円の支払いになる。
⇒受給開始後7年以上(72歳以上)生きれば元が取れる、と理解してよいでしょうか?
まず、この点について理解が誤っていたらご指摘下さい。
また、追納することによるその他メリットはあるでしょうか?
そして年金制度の将来性を考えると、私は追納はすべきでしょうか?
勉強不足で恐縮ですがご教授宜しくお願いします。
會川さん ( 東京都 / 女性 / 27歳 )
回答:1件
三島木 英雄
ファイナンシャルプランナー
-
後納制度を利用して大きな節税になります
會川さま
国民年金(基礎年金)の後納をお考えとのこと。
来月平成24年10月1日より3年間の時限処置で
年金を受けられない人を救済する目的で開始される年金後納制度。
會川様のご記載の通りで基本的な考えは合っております。
1点追加するとすれば所得控除は住民税(10%)にも適用されますから
実質負担はもう少し下がりそうですね。
今までは2年しか追納できませんでしたが(学生特例は10年)
今回を機に納付するにはチャンスですね。
また学生時代に納付していた場合は国民年金保険料が所得控除になっても
そもそもの大きな所得が当時なかったと思います。
ですので、今回を機にまとめて納付することで大きな所得控除が生まれ
本来は受けられなかった「節税」になりますね。
ですので未納分の保険料増加分を考えても後納による節税(現在の所得高)で
「実質得」したことになります。
今後の年金制度ですが、こればかりはなんとも言えません。
現役世代が高齢者を支える今の制度では限界が訪れるでしょうし
将来的には「税方式」になるかもしれません。
ただ、いずれにおいても多く払っている人には当然アドバンテージは
できると思いますから、今回の後納制度を利用して納付することをお勧めします。
ご参考になりましたら幸いです。
株式会社FPリサーチパートナーズ
http://www.fp-research.jp/
評価・お礼
會川さん
2012/10/29 23:19とても参考になりました。ありがとうございました。
三島木 英雄
2012/11/01 17:56ご評価いただき有難うございます。
社会保険制度、今後の税制などは大きく変わりますので
何か疑問があればまたご質問下さいませ。
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