対象:住宅賃貸
回答:2件

田中 恵利子
不動産鑑定士
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マンションの賃貸は可能だと思います
不動産鑑定士の田中です。
shibagoriさんのご主人が所有するマンションの立地条件、面積、階数などにより家賃は変わってきますが、マンションを保有しながら賃貸されている方は大勢います。
ただ、立地条件によっては希望する家賃を入居者からとれない可能性はあります。
毎月の住宅ローンの額、管理費・修繕費・税金などを踏まえて、ご検討されることをおすすめします。
賃貸を考えているマンション周辺のマンションの広告などを手がかりに家賃の相場を調べたり、地元仲介業者(賃貸)にご相談されることをおすすめします。
また、マンションを賃貸するにあたり、一度賃貸に出すと入居者が退去するまでご自身で使用することができなくなることを予め、ご納得いただいて、期間限定で賃貸するなら、定期借家という契約形態を考慮されることをおすすめいたします。
お役に立てれば何よりです。

中石 輝
不動産業
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住宅ローンが残っているマンションを賃貸にする場合
ご所有マンションを賃貸に出す場合、その物件に住宅ローンが残っている場合には注意が必要です。
‘ご家族が自宅として居住する’という前提条件で住宅ローンが貸し出されている訳ですから、‘そこに住まないで人に貸す’となった場合には、金融機関から最悪の場合「一括繰上げ返済」を要求される可能性もあります。
転勤や、その他やむを得ない事情の場合、金融機関と事前に相談し、了承を得られるケースもありますが、今回のようなご事情では難しいように思われます。
‘金融機関に言わなければバレない’とお考えになる方や、実際に金融機関に申告せずに住宅ローンを借りたまま賃貸に出しているというケースも少なからずありますが、ローンの支払が滞る等の状況になった際には、金融機関とトラブルになります。
賃貸に出した場合、賃借人がなかなか付かない空室リスク、賃借人が家賃を支払わない滞納リスク、その他オーナーとしての負担やリスクは当然発生します。
賃貸に出していて、何かしらのトラブルが発生しているような状況下で金融機関から一括繰上げ返済を求められてとしても、どうすることも出来ません。
また、賃貸借の契約を引き継ぐ、いわゆる「オーナーチェンジ」での売却では、実際に自分で住めるという実需での売却の際よりも大幅に売却可能価格が下回る可能性が高くなります。
上記のようなリスクを考慮されたうえで、ご売却 ・ 賃貸 ・ そのまま居住する… 等の選択肢をお考えになられたほうがよろしいかと思います。
以上、多少なりともご参考になれば幸いです。
株式会社リード
中石 輝
「仲介手数料定額制」リードのホームページ http://www.lead-yokohama.co.jp/
一律525,000円の仲介手数料「不動産売却エージェント」ホームページ http://www.fudousanbaikyaku.jp/
中古マンション購入の新しいカタチ「中古マンション・リノベーション.com」ホームページ http://chukomansion-renovation.com/
ブログ 「不動産仲介手数料定額制」普及への挑戦 http://ameblo.jp/lead-yokohama/
評価・お礼

shibagoriさん
2012/08/26 06:11中石様
毎度ご丁寧なご回答に感謝致します。
リスクを理解していたつもりでしたが、まだまだ様々なリスクがあるという事がよく分かりました。もう一度改めてライフプランを考え直したいと思います。ありがとうございました。
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