対象:住宅設備
新築木造一戸建てを建設中です。
南一面に横長のLDK22畳北側に4.5畳の和室がつながっています。
和室の東には2畳の書斎があって扉はありますが、その部屋には空調がないため使用するときには扉を開けて過ごすと思います。
現在、リビングと和室にエアコンの設置場所を用意しています。
そこで質問です。
1 リビングに18畳用のエアコン1台のみ設置
2 リビングに18畳用、和室に8~12畳用又は6畳用2台設置
3 リビングに8~12畳用、和室にも同等または6畳用設置
どれが夏場の電気代節約になるでしょうか。
冬は畜熱暖房を設置予定のためエアコンは必要があれば補助的に使う程度です。
リビング1台で十分だと思っていましたが、広い部屋にサイズの合わないエアコン1台の場合は2台稼働するより電気代がかかると聞いて不安になり質問させていただきました。
冷えるスピードなどよりも、トータルの電気代や節電面が気になっています。
ちなみに、建築中のHMで18畳用1台または8畳用&6畳用の2台が標準で付いてきます。現時点では18畳用を発注している状態です。
どうぞよろしくお願いいたします。
soraotoさん ( 東京都 / 女性 / 29歳 )
回答:1件

伴場 吉之
建築家
1
エアコンはAPFが大きく、能力の小さめにものを選ぶ。
エアコンの能力を判断する時、木造用やRC用で何畳用と言うより、家の断熱能力よって定格能力(kW)で判断したほうが客観的です。
例えば、
8畳の部屋での定格能力(kW)は
無断熱なら、 暖房で3.2kW、冷房で2.2kW。
平均的な断熱(新省エネ)なら、暖房で2.6kW、冷房で1.8kW。
次世代省エネなら、 暖房で2.0kW、冷房で1.4kWです。
10畳の部屋での定格能力(kW)は
無断熱なら、 暖房で4.0kW、冷房で2.7kW。
平均的な断熱(新省エネ)なら、暖房で3.2kW、冷房で2.3kW。
次世代省エネなら、 暖房で2.4kW、冷房で1.7kWです。
また、自立循環型ガイドラインhttp://www.jjj-design.org/design/index.html
によりますと、エアコンは少し小さめの能力で、一生懸命、運転してたほうが省エネだそうです。
トータルで考えると、今、発注してる18畳用を1台で、和室や書斎も含めて、1台でちょうどいいのではないかと思います。
思いの外、日射や断熱性が悪かった場合、一番小さいのを和室に追加で着けると考え、扇風機なども併用して、出来る限り、小さい能力で乗り切る事をお勧めします。
そして、エアコンの省エネ技術も進み、客観的に数値でわかるようになりました。
その数値が「APF」です。大きいほうが良く、APF6.0以上なら、十分、効率的だと思います。
エアコン購入時は是非、気にして下さい。
画像1はエアコンのいらずの家を意識した先月、引き渡した「屏風ヶ浦の家」
画像2は高低差換気で涼しい昔ながら越屋根のある民家
評価・お礼

soraotoさん
2012/04/04 00:03大変わかりやすいご回答どうもありがとうございました。
大きめの方がよいという意見が多かったので目からうろこな内容で大変さんこうになりました。
断熱性能をかくにんして、とりあえずは1台で過ごしてみようと思います。
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