親知らずを抜歯せず矯正後、右の前歯が出てきています

（回答）

> 1) このような場合親知らずを早く抜歯したほうがよいのでしょうか？

前歯の状態の悪化については、親知らずが多少は影響しているかもしれませんが、
主な原因ではないでしょう。
したがって、上の親知らずは必ずしも抜く必要はありませんが、
咬み合わせに関与していなければ、抜いてよいと思います。

> 2) このような場合、ブラケットを再度装着して治療するしかないのでしょうか？

右の前歯が出てきている、および三角形の隙間の問題は前歯にある様ですので、
前歯だけの部分矯正治療で治すことは可能とおもわれます。
ただし、前歯６本と奥歯２本に装置を６ヶ月～１年間程装着する必要があります。
もちろん外から見えない裏側（舌側）矯正で矯正可能です。

> 3) 治療費はどのくらいかかるでしょうか？

部分矯正を選択する場合は、費用は基本料30～35万円、装置料0～15万円の合計となり、
チエック料もいれて総額35～55万円程度になります。
装置料はメタル装置が0円、セラミック装置が5万円、裏側（舌側）矯正は15万円になります。
上下の部分矯正をする場合は、上記の費用に20～35万円
（基本料は20万円、装置料はメタル装置が0円、セラミック装置が5万円、裏側（舌側）矯正は
15万円）の追加料金がかかります。

> 4) 前歯が元の場所に戻れば、三角形の隙間も少しは改善もしくは悪化は止められる可能性はあるでしょうか？

前歯に問題が生じたのは、前歯のズレ、大きさ、形態などに問題があると思われます。
したがって、原因の解明と改善をしなければ、前歯が元の場所に戻っても、
三角形の隙間も少しは改善もしくは悪化は止められないでしょう。
いずれにしても、しっかりとした検査・診断をした上で、
ご本人の希望にそった治療方針を決定すべきだと思います。


青山審美会歯科矯正クリニック（JR渋谷駅、表参道）
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院長の専門分野 舌側矯正（ぜっそく矯正）、リンガル矯正、裏側矯正


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はじめまして、長崎の堀内と申します。さてお問い合わせの件ですが、上の親知らずが抜歯をしないままになっていることと右上の前歯が出てきたということですね。詳細はわかりませんので可能性の範囲になりますが、お答えしますね。
上の親知らずを抜歯しなかった理由についてですが、上の前歯をご希望通りに後ろにさげるときには、後ろから引っ張る固定源が必要になります。その固定源の補助として必要かもしれないということを想定されて残されていたことも考えられますね。
ただ、治療が終わられた時点で条件を満たしていたのでしたら抜歯することになります。ただし、他の歯が近い将来抜歯になる可能性がある場合は、移植のドナーとしてはよく用いられる歯でもあります。この可能性もありますね。
そして、右上の前歯が出てきたことについてですが、これは、おそらく親知らずが原因というよりおそらく癖が原因です。頬杖や横向き寝、あるいはうつ伏せ寝があるのではないでしょうか？または、顎を下や横から押さえるようなしぐさがないですか？また、肩こりや首こりもあるのではないでしょうか。私自身矯正医ですが、こういった癖がない方は歯列がきれいな方が多いようです。
前歯の歯ぐきの三角についても前歯を突き上げてしまっているような印象を受けます。
この三角ですが、矯正治療によっていくらか改善される可能性はあります。難しいこともあります。その場合は、歯ぐきの移植などが必要になると思われます。この移植については、歯周病専門医に問い合わせされてみてもいいかもしれませんね。