対象:リフォーム・増改築
築18年の2×4です。
1階和室8畳の南側に広縁4畳、西側に床の間、仏間、収納があります。
この度、東側の廊下と階段部分を取り込み、21畳(40ヘーホーメートル以内)のLDKへ変更したいと思っています。
問題は、和室と廊下の間の耐力壁1間分の除去なのですが、除去自体は在来工法による補強をすれば不可能ではないとリフォーム会社からは回答をいただいています。
その補強なのですが、2階の外壁が和室を横断しているので、その外壁に沿って東西に補強をするべきなのか、元々和室と廊下の間にあった耐力壁に沿った南北に補強するべきなのか、リフォーム会社によって意見が違うので戸惑っています。
教えていただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
mayさん ( 香川県 / 女性 / 43歳 )
回答:2件
耐力壁の方向
横浜の設計事務所です。
家の耐力壁は、1階X方向、Y方向
2階X方向、Y方向
に分けて考えます。
X、Yは東西方向、南北方向と言うのと同じ意味で
要は図面を見た時に、縦方向・横方向ということです。
1階X方向を減らしたら、どこか別の1階X方向を増やす必要があります。
Y方向なら、どこか別のY方向を増やします。
ただし、壁は量だけではなくバランスも大事です。
どこかに壁が集まってしまってもダメです。
ある程度均等に配置しなくてはいけません。
間取りと勘案して、こうしたバランスに注意して壁を増やす必要があります。
バランスと壁量は計算方式があって、新しい家の耐力壁で全体を計算し直す
事が大事になります。
こうした計算ができる工務店、設計事務所、もしくはそれができるリフォーム会社
に依頼されることが大事だと思います。
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回答専門家
- 小松原 敬
- (神奈川県 / 建築家)
- 一級建築士事務所 オフィス・アースワークス 代表
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富樫 孝幸
建築家
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耐力壁線区画と床根太方向
こんにちは、プラネット環境計画の富樫です。
リフォームの構造はむずかしいところがありますね。
とくにツーバイフォーの場合などは。
今までツーバイフォーの設計や構造を手がけてきたので
参考程度にお聞きください。
さて、耐力壁の撤去および補強の件ですが
ツーバイフォーは、耐力壁線区画で構成されています。
may様がおっしゃるようにその区画面積は40平方メートル以内です。
和室と廊下の壁が耐力壁なのかどうかは、当時の設計図に記載されている
耐力壁線区画で判ります。
耐力壁線で区画されていない壁は、非耐力壁となります。
完成して目視だけでは、耐力壁と非耐力壁の違いはわかりません。
ツーバイフォーの設計にはかならず縦枠図などの構造図があり
耐力壁線区画図もあります。
床伏せ図には2階の床根太の方向などが記載されていますので
この床根太がどの方向に入っているのかによって
補強の方法が異なります。
まずは
1.耐力壁線区画の確認。
2.耐力壁の位置の確認
3.2階の床根太の方向の確認。
ツーバイフォーは合理的な構造なので、この3つが判れば
補強方法も決まります。
ツーバイフォーの補強に在来工法の材料を使ってもかまいませんが
構造計画および構造補強方法はあくまでもツーバイフォー工法です。
ツーバイフォーに熟知した専門家の意見を聞きながら
最善の補強方法を考えたらいかがでしょうか。
(現在のポイント:-pt)
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