対象:住宅資金・住宅ローン
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現在30歳で非営利法人に勤めております。
勤続9年。年収は300万円ほどです。
5か月になる子どもが小学校に上がるまでに
家を建てたいと思っているのですが、
貯金がまったくと言っていいほどありません。
幸い私の両親が「頭金が貯まるまで同居したらどうか」と
言ってくれ、5年間で300万円を目標に貯金を
しようと思っています。
購入希望物件が2000万円として、300万円という
頭金は少ないでしょうか?
jin-jinさん ( 埼玉県 / 男性 / 30歳 )
回答:3件
年収300万で2000万の家を買うときの頭金は…
jin-jin さま
はじめまして、不動産コンサルティング会社、アドキャストの藤森と申します。
ご質問いただきました件ですが、
頭金の適正額は人によって違うため、
必ずしも300万円が少ないとは言えないと思います。
住宅購入の指南書では「頭金は物件価格の2割必要」という内容を見かけますが、
具体的な根拠は存在しておりません。
それよりも今後のお支払いなどを重視すべきではないでしょうか?
住宅を購入する際には「諸費用」という経費がかかります。
これは頭金とは別に用意するお金で、
物件価格の5%~10%程度が相場と言われています。(引越費用含む)
仮に物件価格2000万円の不動産を購入した場合、
200万円程度の諸費用がかかる計算となります。(2000万円×10%=200万)
従って、300万円の預貯金のうち、頭金として利用できるのは100万円となり、
最終的な借入額は1900万円程度となります。
この1900万円の借入を問題なく返済し続けることができるのであれば、
300万円の頭金はjin-jinさまにとって、適正額といえるのではないでしょうか?
1900万円を借入した場合の毎月の返済額は以下のとおりです。。
毎月の返済例:借入額1900万円、借入年数35年の場合
金利1%… 53,634円/月
金利2%… 62,939円/月
金利3%… 73,121円/月
金利4%… 84,127円/月
住宅は購入できたから終わりというわけではありません。
むしろ そこからがスタートと言えるでしょう。
確かに頭金が多い方が安全であることは言うまでもありませんが、
それよりも月々の住宅ローンを問題なく返済し続けることができるかを考えるべきでしょう。
金利上昇も加味した上で、上記返済額を払い続けていくことが難しい場合は、
購入予算を下げてリスクを減らしたり、購入時期を先延ばしにしたりするなど、
対策を考えてみることは必要かもしれませんね。
以上、ご参考になりましたでしょうか
アドキャスト:http://ad-cast.co.jp/ 藤森哲也
FPによる住宅ローン初回無料相談 http://www.ad-cast.co.jp/money/loan/
住んでから気になることを事前に説明 物件調査報告 http://www.ad-cast.co.jp/purchase/object-report/
評価・お礼
jin-jinさん
2011/09/10 09:25ご回答ありがとうございます。大変参考になりました。
丸々300万円を頭金にできる…と安易に考えていました。
諸費用と毎月無理なく返済できる金額をよくよく考えて
計画を立てようと思います。
ありがとうございました。
回答専門家
- 藤森 哲也
- (不動産コンサルタント)
- 株式会社アドキャスト 代表取締役
将来必要なお金を把握せずに、家を買うのって怖くないですか?
売ってしまえば終わり・・・になりがちな不動産業界の現状に疑問を抱き、不動産購入には欠かせないお金の勉強をスタート。FP資格を取得。住宅購入に向けての資金計画、購入後の人生設計までトータルにサポートする「一生涯のパートナー」を目指しています。
渡辺 行雄
ファイナンシャルプランナー
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住宅購入について
jin-jinさんへ
はじめまして、個別相談専門のファイナンシャル・プランナーとして活動しています、
渡辺と申します。
『購入希望物件が2,000万円として、
300万円という頭金は少ないでしょうか?』
につきまして、
一般的に住宅ローンを組んで、
住宅を購入する場合、
住宅を購入した後からのローン負担を少しでも軽減するためにも、
頭金として物件価格の20%相当額ブラス諸費用分につきましては、
予め用意したうえで、
住宅を購入するようにします。
よって、jin-jinさんの場合、
あと100万円程度は頭金を貯めてから、
住宅を購入した方が、
借入金額が少なくて済む分、
毎月のローン負担額も軽減することができます。
例えば、ローン金利3.0%・35年返済とした場合、
頭金が300万円の場合の毎月の返済額は、
65,500円ほどとなりますが、
頭金が400万円の場合の毎月の返済額は、
61,500円と、4,000円も少なくて済むことになります。
尚、頭金も大切ですが、
手取り月収金額に占める住宅ローンの負担割合は、
さらに重要となります。
jin-jinさんの場合、
奥様が専業主婦ということでしたら、
手取り月収金額に占める住宅ローンの負担割合として、
28.0%ほどに収まるように、
住宅ローンを組むようにしてください。
特に、お子さまがいる場合、
将来の教育費負担のことも考慮して、
無理のない返済計画をたてるようにしていってください。
以上、ご参考にしていただけますと幸いです。
リアルビジョン 渡辺行雄
http://www.fpreal.jp/
評価・お礼
jin-jinさん
2011/09/10 09:42ご回答ありがとうございました。大変参考になりました。
漠然と300万…と考えていましたが、貯金が多ければそれだけ
楽になりますね。子どものことや、家計のことなどよくよく
考えて貯金の額も決めていこうと思いました。
ありがとうございました。
渡辺 行雄
2011/09/10 10:07jin-jinさんへ
お返事いただきありがとうございます。
また、多少なりともお役に立てて、何よりでした。
これからもマネーに関することで、
分からないことがありましたら、ご相談ください。
リアルビジョン 渡辺行雄
平野 秀昭
不動産コンサルタント
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頭金の額は?
アーバンビレッジの平野です
一般的には、諸費用とは別に頭金を物件価格の20%準備するのが良いとされています。
したがいまして、2000万円の購入でしたら頭金400万円と諸費用分のご準備ということになります。
それは、以前では銀行融資が物件価格の80%までしかできなかった、というところに由来していると思われます。
現在では、貯金が全く無くても物件価格と諸費用もローンを組みことができ、手持ち資金0円で住宅を購入することも可能です。
返済について無理のない範囲でしたら、手持ち資金のご準備が少なくても、住宅ローンを組んで購入することは差し支えないと思います。
では、いくらまでなら借入ができるのでしょうか?
jin-jinさんの場合、年収300万円であれば、総所得のうちのローン支払いに充てることができる割合(返済比率)が35%以内となります。
つまり、jin-jinさんがローン支払いに充てることができる金額は、年間105万円までということです。
もし、2.475%の金利で35年間返済で借入をするとすれば、2450万円まで借入ができますので、お考えの2000万円の物件購入と諸費用を合わせても、十分な金額を借入することができ、現段階においても、手持ち資金0円でも購入することは可能です。
ちなみに、返済比率の計算には住宅ローン以外の、車のローンやクレジットなどの支払い分も計算されますので、そういったローンを持ったままですと、借入額が減額されますので、ご注意ください。
ただし、借入ができる金額と、返済ができる金額とは異なります。
返済比率35%までの借入ができるからといって、ギリギリいっぱいまで借りれをするのではなく、ご自身のライフプランに合わせて、ローン支払い可能額、そこから計算される借入額の範囲に抑えられることをお勧めします。
親御さんが同居を勧めてくれているのであれば、同居されている間に貯金をされ、ゆとりを持った資金計画で家の購入をされる方がよろしいかと思います。
回答が、お役に立てればと思います。
また、ご不明な点がございましたら、ご質問ください。
評価・お礼
jin-jinさん
2011/09/10 09:18ご回答ありがとうございます。
借入できる金額が意外と多いので驚きましたが、
借入できる金額=返済ができる金額ではない、とご指摘いただいて、
毎月無理なく返済できる金額を明確にすることにしました。
フルローンも考えましたが、やはり貯金をしていこうと思います。
ありがとうございました。
平野 秀昭
2011/09/10 11:49高評価いただき、ありがとうございます。
そうですね、お子様が大きくなられると教育資金なども必要となりますので、ライフプランの中で、ご自身の無理のない範囲での住宅ローンのお借入をお勧めします。
またご不明な点がございましたら、お気軽にご質問ください。
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