対象:住宅設計・構造
無知なばっかりに焦っております。
既にアクアフォームの吹きつけが終了しております。
熊本在住です。
フラット35S 20年金利下げでローンを組む予定です。
認証は次世代省エネでと言われています。
今アクアフォームの吹きつけが屋根75ミリ(天井無)、床55ミリ、壁55ミリとなっています。
サッシはYKKAPのエピソードという半樹脂サッシ、窓はLow-eペアガラスです。
この断熱材の厚さで次世代省エネは取れるのでしょうか?
現場を見に行ったところ、防湿シートへの吹きつけなんですが、外の明かりが透けるぐらい薄かったので大丈夫かと思い、いろいろ調べておりましたが、素人ではわかりませんでした。
工務店も次世代省エネ等あまり詳しくないようなので、よろしくお願いします。
3104さん ( 熊本県 / 女性 / 39歳 )
回答:3件
フラット35Sの要求性能
横浜の設計事務所です。
熊本は横浜ともあまりかわらないIV地域に区分されます。
アクアフォームはD種の断熱区分になります。
フラット35Sの場合断熱は等級4(次世代断熱)が必要です。
D種IV地域で必要な厚みは(充填断熱の場合)
屋根 160mm
壁 75mm
外気に接する床 115mm
その他の床 75mm
になります。あきらかに吹きつけ厚さが足りません。
至急、増し吹きするように要請してください。
サッシはそれで大丈夫だと思います。
また防湿シートへ直接吹いているということですが、構造用合板は貼らないで
筋交いだけの耐力壁なのでしょうか。
鉄骨造などでも、どうしてもそうするしかないときもあって、必ずしも悪いとは
言えませんが、断熱材が厚くなると付着できるか心配です。
なにかしら、付着するような下地をある程度つくってもらうほうが安心です。
評価・お礼

3104さん
2011/06/17 21:40早速のご回答ありがとうございます。
小松原さんの見解は吹きつけ厚さが足りないということですか・・・。
建築事務所曰く、フラットの検査は大丈夫ですとのことでした。
ただ、合格したとしても薄いような気がして不安です。
本来なら増し吹きをお願いしたいところですけど、予算の関係で無理です。
もしもフラットに適合していないなら、強く出れるんですが・・。
耐力壁の件も筋交いのみのようです。
一応防湿シートの上に銅縁は打ってありました。
ご意見大変参考になりました。
本当にありがとうございました。
回答専門家

- 小松原 敬
- (神奈川県 / 建築家)
- 一級建築士事務所 オフィス・アースワークス 代表
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下大園 幸雄
建築家
7
フラット35Sの断熱施工は・・・
ログ家設計の下大園です。
3104様の外の明かりが透けるぐらい薄かったについて
防湿シートの状態で吹きつけた場合は、透けて見えますので心配はないと思います。 フラット35Sの基準では、Fタイプの断熱グループになり最低厚みが指定されています。その厚みより小さく成る場合は、別途計算で厚みを算出します。 その審査が合格しての着工していますので、断面図等に厚みが書いてありますのでその数値以上であれば施工上は問題ありません。性質上、施工後の厚みは、多少ボコボコしていますので平均的な厚みで考えてください。
また、瑕疵補償の検査、フラット35の構造検査で申請図面で検査されますので
安心できると思います。 この検査で合格しないとフラット35の適合証明が発行されませんので3104様は中間検査日等を工務店さんに伺って下さい。1週間前後で合否がわかります。 中間検査の合格で品質はOKと思います。
参考にしてください。
評価・お礼

3104さん
2011/06/17 21:33早速のご回答ありがとうございました。
いろいろなことがあり建築事務所との信頼関係が揺らいでいる状態でしたので、
有識者の方々の意見を伺ってから、建築事務所へは連絡しようと思っていました。
検査はすべて順調に済んでいるそうです。
ただ、私たちの手元にある図面が最新ではないので、最新図面をくれるよう催促したいと思います。
大変参考になりました、少し安心できました。
本当にありがとうございました。

下大園 幸雄
2011/06/18 09:38評価いただきましてありがとうございます。
フラット35Sの設計審査合格書に図面と仕様書(ピンクの冊子)が有ります。この申請書が手元にない場合は、一度見せていただいてください。そもそもは
お客様の手元に有る書類ですが設計事務所が保管して完成時に渡すケースもあります。 中間検査、瑕疵保守検査の合格書(コピー)で確認できます。

田中 伸裕
建築家
9
不足と思われます
こんにちは。田中伸裕建築事務所の田中伸裕です。
私はアクアフォームを実際に使ったことはないのですが
小松原さんと同意見です。
アクアフォームは住宅金融支援機構での断熱区分ではD種に区分されている断熱材です。
次世代省エネ等級4の認定を
アクアフォームは形式認定NEXT-AK工法というのがあるようですが
壁だけを見ても70ミリ以上となっています。
ただし、形式認定は認定を受けるために申請した断熱材以外の
決められた材料を決められた通りに施工しなければならないので
普通に断熱材として使用しているのであれば、
小松原さんの書かれていた厚さが熊本(4地域)では必要になってきます。
また、トレードオフとかQ値計算を使うことで断熱材を薄くしつつも
家全体の断熱性能を確保するという方法もありますが
「工務店も次世代省エネ等あまり詳しくない」ということなので
そのやり方をしているとは考えにくいと思います
どう見ても不足していると言えます。
フラット35Sですでに建てているのですから、
住宅金融支援機構の設計審査は合格しているはずです。
設計図(申請図)には断熱材の厚さも記載してあるので確認してください。
書類は合格していても、現場でミスや施工不良していることはありえます。
「無知なばっかりに焦っております」とのことですが、
建築主さんが知らないことにより損や痛い目を見ることがないように
家づくりをする我々、設計事務所という仕事があります。
評価・お礼

3104さん
2011/06/17 21:50早速のご回答ありがとうございました。
フラット35Sの申請書を見せてもらえばどの基準で合格したのかわかりますね。
建築事務所に問い合わせてみます。
ただ、断熱材の厚さは予算の都合なのか最低限なのでしょう。
我が家は大きな吹き抜けもありますので、とても不安です。
建築士さんは大丈夫の一点張りなんですけどね・・・、その自信がいったいどこから来るのか・・・。
信頼してお願いした建築事務所なんですけど、かなりのオーバーワークみたいで、ほったらかし状態です(>_<)
自分たちで選んだのだから、しょうがないんですけどね・・・。
アドバイス本当にありがとうございました。
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