対象:矯正・審美歯科
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開咬で上下4本抜歯し、インプラント矯正を行いました。半年ほど前にブラケットを外し、現在上下とも固定式リテーナーを着けております。
実は最初上下6本の歯に固定式リテーナーをつけていたのですが、抜歯部が開いてしまい、もう一度矯正装置をつけ直して隙間を閉じさせ、現在は8本の歯にリテーナーをつけています。
しかしこの後、数週間のうちに上のリテーナーが外れ、また後戻りが起こるという事がおきました。
そのためまた装置をつけ上の歯をもう一度やり直し8本の歯に以前より太い針金の固定式リテーナーをつけました。
その後、今度は下の歯のリテーナーがはずれ右下の抜歯部に2mmほどの隙間ができてしまいました。
私としてはもう一度矯正器具をつけやり直してもらうつもりでいたのですが、医師からはもう限界だと言われました。隙間ができた歯に被せ物をして隙間を埋めるようにするという治療を勧められました。
固定式リテーナーの保定力を上回るぐらい後戻りの力が大きいと言われました。
本当にそんなことありますか?
リテーナーのつけ方が甘かったのではと思っているんですが…。
(医師は認めないと思いますが・・・・)
以前こちらの回答で、きちんと固定されていれば歯の隙間ができるようなことはないという話を聞いたことがあるのですが・・・。
先生方の中でこのような症例を診た方はいらっしゃいますか?
このような場合、どのような治療をおこなっていらっしゃいますか?
隙間ができたところの歯が、丁度虫歯の治療後で銀の被せ物をしている歯だったため、その被せ物を隙間が埋まるように大きく作り直すそうです。確かにそれで歯の隙間はうまると思うのですが、それって矯正なんでしょうか?かみ合わせなどの歯の状態も変わってくるのではと危惧しています。
どうぞよろしくお願いします。
tayoさん ( 兵庫県 / 女性 / 39歳 )
回答:3件
固定式のリテーナ―について
はじめまして、青山骨董通り矯正歯科の東海林 貴大(しょうじ たかひろ)と申します。
矯正治療直後の後戻りの原因の大きな理由は、歯の周りの歯肉線維が矯正治療によって引き延ばされて、
それが戻ろうとする力で起こると言われています。
抜歯部位では歯を動かしている量が多く特に線維の進展が大きく、その進展が治まるのは時間がかかります。
したがって保定装置で線維が落ち着くのを待ちます。
御質問者様の場合は装置を外して半年ということでまだ歯が元に戻ろうとしている力が強いので固定式の装置が外れてしまえば
隙間が戻ってしまいます。
したがって原因は固定式の装置の接着が甘かったことです。
担当の先生は固定式のリテーナ―を上回るほど後戻りが強かったと話していますが、固定式リテーナ―の接着を上回るほど
力が強いというのは疑問です。
もし、それだけ戻る力が強ければ、ブラケットの接着剤も同じものをつかっているので
隙間を閉じるときに接着剤が外れて隙間が閉じないということになります。
そんなことはありません。
したがって、再治療を行うことを避けるためにそのような発言になっているのではないでしょうか?
きちんとお話して再治療をしてリテーナ―を作っていただいた方がよいと考えます。
評価・お礼

tayoさん
2011/04/21 07:19お忙しい中 ご回答ありがとうございます。主治医からはこれ以上矯正で隙間を埋めるのは無理だといわれました。しかし先生方の回答をみて、やはりこの診断に不審を持ちました。私のような素人から話をしても無理な感じがしますので、セカンドオピニオンを受けてみようかと思っています。もし仮にですが、セカンドオピニオンでこちらの先生と同じような、再治療してリテーナーを作り矯正で隙間を埋めることが可能だという診断がでたら、もう一度主治医に再矯正を依頼できるのでしょうか?実は治療費を矯正の初めから終わりまで、と言うことで一括で支払っております。一般論でも結構ですので、諸先生方のお考えを聞かせていただけたら幸いです。
回答専門家

- 東海林 貴大
- (東京都 / 歯科医師)
- 医療法人社団渋谷矯正歯科 院長
見えない裏側矯正の専門家
歯並びやかみ合わせに悩まれている患者さんのために誰にも気がつかれずにきれいになることができる裏側矯正の臨床に日々取り組んでいます。モットーは「つねに患者さん目線で診療すること」すこしでもたくさんの患者さんを幸せにするために頑張ります。

堀内 晃
歯科医師
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Re:固定式リテーナーの保定力について
おはようございます。長崎の堀内ともうします。さてお問い合わせの件ですが、リテーナーが脱離して隙間が開いてしまったということですね。
リテーナーが脱離するのには理由があります。ほとんどの場合は、横向き寝やほほ杖などの外力によって外れてしまいます。また、隙間が開いてしまうのにも理由があります。矯正治療後には、かみ合わせの状態によっぽど無理がなければ隙間がひらくことはありません。おそらくベロの位置がもっと前歯を押し出して隙間が開いた位置にあっているんでしょう。ですからすぐに隙間が開くわけです。ほほ杖や横向き寝、うつ伏せ寝などは注意しながらまた、ベロについては、もしかしたら歯科医師からベロの訓練のことを説明されているかと思いますが、これも大事ですよね。
またリテーナーについては、固定式ではなく、取り外し式のもの交換して閉めることもいくらかできますよ。取り外し式のリテーナーを使用しながらベロの訓練をしていきながら安定するところをさがすのもいいかもですよ。
ただし、ベロの位置は、希望する歯の位置に持っていっても体のバランスとあっているかは別物ですからね。このあたりは歯科医師と相談する必要があるかもです。

高橋 滋樹
歯科医師
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固定式リテーナーの保定力
とりはずしのリテーナーより、固定式のリテーナーの方が接着がしっかりしていれば保定力は強いとはいえると思います。
ただ、固定式の場合外れるというリスクはゼロには出来ないというの事実です。
そこには接着の技法の問題は一番大きいとも思いますし、どのように噛み合っているかも要素のひとつです。
私の場合は、特に下の前歯など後戻りのリスクの高そうなところでかつ、成人の患者さんには固定式リテーナーを使うことがありますが、その場合も取り外し式を併用することが多いです。
やはり保定初期がもどりやすく、かつ外れることもあるのでリスクを軽減するためです。
上下の歯の大きさの比率が適正でない場合(歯をかぶせたりしてなくてもそういう場合はあります)は、むしろ隙間を閉じることを優先することで咬み合わせに問題が出てくることもあります。そういう場合は隙間がもどりやすいということもあると思います。
tayoさんの場合もそういう症例である可能性はあるとは思います。
(現在のポイント:-pt)
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