対象:矯正・審美歯科
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開咬で上下左右4本の抜歯を行いインプラント矯正をしています。下顎のブランケットを外して下の前歯の裏(6本)に固定式リテーナー(Fixed retainer)を着けましたが抜歯した部位に隙間が開いてしまい、現在もう一度ブランケットを付け直し固定式リテーナーを8本につける予定でいます。そこで上の歯のことなのですが…、上の歯も奥歯のバンドを外したあと固定装置をつけるまでに抜歯部や前歯に隙間ができてしまい、それを修繕するためにまだブランケットとワイヤーを着けたままです。主治医から上の歯も動きやすいので下と同じように固定式のリテーナーをつけよう(大部分に)と言われました。上下とも固定式なんてあまり聞いたことなかったのですが、かなりの部分の歯に固定式を貼り付けるやり方は歯に負担はないのでしょうか?それとも標準的な治療なんでしょうか?何か良い方法や別のやり方もあるようでしたら教えてください。
tayoさん ( 兵庫県 / 女性 / 38歳 )
回答:3件
堀内 晃
歯科医師
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Re:歯科矯正後のリテーナーについて
はじめまして長崎の堀内と申します。さて、お問い合わせの件ですが、開咬で矯正治療された後のリテーナーについてですね。
私のところでも成人の方での矯正治療後については気を使っていますが、やはり矯正治療後の後戻りは多いかもしれません。舌癖については、もう主治医の先生から聞かれていると思いますが、やはりこの舌癖の改善が難しいことに起因しています。
私の病院では、開咬の方は抜歯をあまりしません。これは、もともと舌を前に突出されてしまう舌癖があるために舌のためのスペースを抜歯により小さくしてしまうことはさらに後戻りの要因を強くしてしまうからです。ただ、それでもやはりプロファイル(治療後の口元の感じ)を優先して抜歯をするというパターンはあります。その際には、より確実に舌癖を治療完了前に是正しておく必要があります。
tayoさまが固定式でたくさん貼り付けているということを気にされているようですが、これは苦肉の策かもしれません。固定については、問題となることは、清掃がしずらいことによる虫歯の発生や歯周病の発生だと思われます。ただし、歯列をしっかり安定させることは、将来の虫歯や歯周病を予防する側面もあります。固定については、今は致し方ないものかもしれません。できれば、その間に舌癖を治療されることをお勧めいたします。
藤田 博紀
歯科医師
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妥当な保定方法だと思われます。
こんにちは。
アトラスタワー歯科の藤田です。
さて、開口は矯正治療の中でも最も後戻りしやすい症状と言われています。
上下それぞれの歯列はワイヤーを張り付けたり透明なマウスピースタイプ
のリテイナーで保定することはできますが上下の歯列の間が開いてきてしまう
症状(開口)に関しましては上下の前歯8本ずつをワイヤーで裏から保定し
上下の左右の真ん中から2番目の歯(側切歯)に透明なボタン(クリアボタン)
を付け就寝中だけでも上下のボタン同士でゴムをかけて頂くのが開口に対する
後戻り防止として最も有効な方法と思われます。
従って現在の担当医の先生が行われている保定法は適切だと思われます。
大原 輝久
歯科医師
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保定装置
tayo様
おひさしぶりです。色々お悩みのようですね。
開咬は後戻りに対しては特に慎重にならなければいけないケースの一つと言えます。下顎は固定式8本にしてもらえるみたいでよかったです。さて、上顎ですが、固定式のリテーナーを選択する場合もありますが、上顎前歯の舌側は、下顎前歯が咬む部位ですので、壊れやすいと言う理由であまり選択されません。他の方法としては、取り外しのできるリテーナーを選択するか、動的治療が終わっても、しばらくブラケットを付けたまま固定しておくのも選択肢の一つではと思います。ただ、患者様心理としては早く外したいでしょうから、他の先生のおっしゃっているように上下を舌側で固定し、クリアボタン等を付け、輪ゴムで開咬に対する対応をするのもいいかもしれません。策はひとつではありません。先生と話し合って最善の方法を一緒にお決めになってはと思います。
本郷壱岐坂矯正歯科 大原
http://www.ikizaka.jp
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