対象:家計・ライフプラン
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素人の質問で申し訳ありませんが、ご教示下さい。
銀行預金の金利を見ると、今後はあまり期待出来ないと思い、投資信託や株なども検討しましたが、今イチ手を出す勇気がありません。
唯一、まだ安心かもしれない…と思い、始めたのが債券購入です。といってもまだ少ない投資ですが、ブラジル債、日本の社債、豪ドル債と合計で100万円ほど購入致しました。そして次にまた、狙っているものがあるのですが、債券ばかりの購入の場合、どういったリスクが考えられるのでしょうか?またこの先、債券購入ばかりでやっていけるのでしょうか?
ご面倒をお掛けしますが、よろしくお願い申し上げます。
julia-japanさん ( 大阪府 / 女性 / 43歳 )
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債券投資で覚えておきたいこと
julia-japanさんへ
おはようございます。
前向きに資産運用にチャレンジされている様子とお見受けしました。大きくふやすことよりも長く続けることが大事ですので、少しづつ投資するという考え方でよいと思われます。
債券は、発行時から満期まで持つことができたら元本のまま戻ってきますので、株式投資よりはリスクは小さいといわれますが、投資する国や会社、満期の期間によって違ったリスクがあります。
それでは、いくつかお話します。
一つは、金利変動リスクといわれるものです。
持っている債券を中途で売る時は時価で売ることになるため、その時の世の中の金利によって持っている元本の価値が上下します。買った時よりも世の中の金利が上がっていたら、中途で売る時の時価は元本よりも下がってしまいます。
もう一つは、信用リスクといわれるものです。
国の経済が破たんしたり、会社が倒産する時は、投資した元本の大部分が戻ってこなくなることがあります。過去には、マイカルの社債、アルゼンチン債などで元本の大部分が戻ってこなくなることがありました。
外貨建てのものだと、為替変動リスクもあります。
為替の動きによって、日本円で見た時の価値が変わっていきます。1豪ドル=80円の時と、1豪ドル=88円の時とを思い浮かべてみるとお分かりかと存じます。
経済規模の小さな国や高金利の国の通貨は、為替が大きく動きがちです。近い将来での売却を考えられる場合、その点にはご注意ください。
これから景気がよくなると思われるときには、一般的にいえば、債券よりも株式のほうが魅力的に感じたりします。景気がよくなる(と予測される)時は、各国の中央銀行は利上げをして経済活動が行き過ぎないようにします。
景気が好転している途中では、投資している債券が魅力がないように感じるかもしれません。逆に、景気が悪くなろうとしている時は、投資している債券が魅力的に感じるでしょう。
景気がよくなりそうだ、または物価が上がりそうだ、と思うときは、満期の短いものか変動金利のものを。逆の場合は、満期を長い固定金利のものを選ばれることが基本になります。
あせらずに、時間をかけてjulia-japanさんの投資スタイルをつくってみませんか。
上津原マネークリニック
上津原 章
http://www.urban.ne.jp/home/uechan/
回答専門家
- 上津原 章
- (山口県 / ファイナンシャルプランナー)
- 上津原マネークリニック お客様相談室長
心とお金が豊かになるライフプランを一緒に作成しませんか。
「上津原マネークリニック」という名前には、お金の無理やストレスのない「健やかな」暮らしを応援したい、という思いがこもっています。お客様の「ライフプラン設計」を第一に、また「長いお付き合いを」と考え顧問スタイルでライフプランを提案します。
債券のリスクとその管理方法について
julia-japan様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナーの森本直人と申します。
ご相談内容、拝見しました。
まずは、債券購入からそろりそろりと始めておられるようですね。
確かに、殖やすより守るという発想であれば、債券購入から始めるのは、セオリー通りと言えるかもしれません。
ただ、このたび購入された、豪ドル債やブラジル債は、高金利通貨で運用されますが、その分、為替リスクも高いです。
今は、豪ドルやレアルは、海外の投機筋の円キャリートレード(低金利の日本円を借りて、それを高金利通貨などに換えて運用する取引)などに買い支えられている面がありますが、ひとたび、○○危機のようなことが起こると、いっきに円高方向に振れる可能性もあります。
また、日本の社債については、その会社が倒産しない限り、満期まで持ち続ければ、元本は確保されますが、換金性の問題があります。
満期を待っている間に、金利がどんどん上昇していった場合は、後悔する可能性もあるということです。
こう考えると、結局どれを買えばよいの?ということになってしまいますが、それぞれの金融商品の特性を理解した上で、組み合わせで運用していくという考え方が必要になってくるのではないでしょうか。
日頃から普通に新聞を読む程度のマーケットのチェックは、されておいた方がよいと思います。
あとは、アドバイザーと相談しながら進めていくかですね。
以上、ご参考にしていただけると幸いです。
回答専門家
- 森本 直人
- (東京都 / ファイナンシャルプランナー)
- 森本FP事務所 代表
オフィスは千代田区内。働き盛りの皆さんの資産形成をお手伝い
お金はあくまでライフプランを実現する手段。決してお金を目的化しないというポリシーを貫いております。そのポリシーのもと、お客様の将来の夢、目標に合わせた資産運用コンサルティングを行います。会社帰りや土日など、ご都合のよい日にお越しください。
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