対象:ペットの医療・健康
2歳のメス猫ですが、頭を振る仕草の後、後ろ足がふらつくようになりました。それに気づいてから一週間ほどで尻餅を着くようになり、それから半日ほどでバタッと横倒しに倒れるようになりました(痙攣と目が細かく左右に揺れます。首も片方に曲がっていきます)。尻餅を着く程度の頃まではすぐに何事も無かったかのように歩いたり走ったり出来ましたが、横倒しにってしまうほどになってしまうと、そのまま5~10秒ほど痙攣が続き、起き上がって歩いても斜めに傾いてしまって真っ直ぐ歩けませんでした。
病院で脳の検査(MRIとCT)をした結果、脳に異常は見られないけれど副鼻腔や前頭洞に膿がいっぱい詰まっていて(元々ひどい鼻炎持ちの猫です)前頭洞に腫瘍の様な影がある、ということで猫の脳に詳しい先生に画像診断してもらうことになりました。その結果、脳に脳炎の所見が見られると言われました(隙間が大きく、水が溜まってるように見える)。ただ、通常の血液検査の結果(特に異常無し)や猫の状態(熱無し・食欲有り・下痢や嘔吐無し・体重の増減無し)と併せてみて脳炎だと断定は出来ないけれど、ウイルス検査をすればはっきり分かる、ということでウイルスの遺伝子を見る(?)血液検査をしました。その結果、ネココロナウイルス遺伝子の陽性反応が出ました。その結果を踏まえて、ネコ伝染性腹膜炎を疑われています。
ただ、先ほども書いたとおり猫は熱も無く、下痢や嘔吐もなく、体重の増減も無く、鼻炎の治療に処方された抗生剤(バイトリル)を飲ませている限り、普通に過ごせています。鼻から採取した膿の検査もしてもらいましたが、めぼしい菌は検出されませんでしたので、有効な抗生剤は不明です。膿から菌が検出されなかったので一度抗生剤を止めたのですが(1日程)、そうすると最初に書いたふらつく、倒れるといった症状が出てきます。飲ませていると(たまに軽くふらつくことがありますが)今の所普通にしています。
この症状はいったい何なんでしょうか?
診断通りネコ伝染性腹膜炎なんでしょうか?それとも鼻炎が悪化してこのような症状が出ることあるんでしょうか?
今は抗生剤の継続投与とインターフェロン注射で治療しています。
補足
2011/03/12 00:11よろけたり倒れたりする前は必ず頭を振ります(鼻炎持ちの猫なので、鼻を飛ばすのによくやる仕草です)。それ以外ではこの症状は出てません。
k-naonaoさん ( 大阪府 / 女性 / 40歳 )
回答:1件

Re:猫のふらつきについて
まず猫伝染性腹膜炎に関しては、RT-PCR等の遺伝子検査によってコロナウイルス陽性反応がみられたとのことなので実際に感染はあると考えられます。ただ血液中にウイルスが検出されたからといって必ずしも猫伝染性腹膜炎が発症するとは限りません。発熱、消化器症状、体重の減少といった臨床症状がみられないのであれば感染はあるが発症していない状態だと考えられます。
次に膿性鼻汁に関してですが、細菌感染、ウイルス感染、鼻腔や前頭洞の腫瘍などでみられます。細菌が検出されなかったのであれば細菌感染以外の原因により膿性鼻汁が出ていると考えられます。
最後に痙攣に関してですが、考え得る検査を一通りされていると思います。その上で確定診断が出ないということであれば今のところ原因を特定することは難しいと考えられます。現在の治療への反応が良好であれば継続した治療を行っていくのも選択肢の1つでしょう。
評価・お礼

k-naonaoさん
2011/04/23 23:58ありがとうございます。回答に気づくのが遅く、お礼が遅くなってしまって申し訳ないです。
猫は今、すっかりふらつきも無くなり、とても元気に過ごしています。経過良好なので、後2回の週1回のインターフェロン注射で一応の治療を終える予定です。
結局原因ははっきりしないままですが、とりあえず元気になってくれたので安心しています。
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