対象:心の病気・カウンセリング
私はアルコール中毒の父を持ち、インナーチャイルドに苦しめられました。しかし、幸いなことに私は、社会に出てそのような特別な状況で育ったことを知る機会があり、自分が偏っていることも理解できましたので、生きづらいとは感じなくなりました。
しかし、現在40代の姉二人は今だにそのインナーチャイルドに苦しめられています。一人の姉は夫に自死されてしまい、その傷がさらに状況を悪くしてしまっています。もう一人は、普段は普通にしていますが、少しの問題があるとパニックになってしまい、極論を唱えだしたりして判断が不可能になってしまいます。
カウンセリングを受けて問題を解決していきたいのですが、クリニックの選び方に悩んでいます。ビルの一室で開業されているところは、どこをみて選んだらいいのか、HPの情報だけでは不安です。また大学病院などの付属クリニックはどうなのか? 各大学が行っている心理相談は金額が低めの設定なので助かりますが、カウンセラーが学生なのでカウンセリング内容はどうなのでしょうか?
以上よろしくお願いします。
momobananaさん ( 神奈川県 / 女性 / 43歳 )
回答:1件
阿久津 まどか
心理カウンセラー
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カウンセラーの選び方
「カウンセリングを受けたいが、どこで選べばよいかわからない・・・」こんな相談をよく受けます。
現在、数多くのカウンセリングルームがありますが、日本ではカウンセリングに関する国家資格がないため、宗教まがいだったり、自己啓発セミナーのようだったり、人生相談まがいだったり、その技術も玉石混合であるのが実態です。
また、本来、心理療法には様々なやり方がありますので、相談者の問題に応じてそれらを組み合わせて行い、短期間で問題解決できるようにアプローチすることが望ましいのですが、日本では「どんな問題も引き受けるが、ただ単に話しを聴くことしかできない」というカウンセラーが多く、時間がかかるわりに結果が出ないことが多いことも現実です。
ちなみに当方は「各種恐怖症とコミュニケーション不全の問題」が専門ですが、専門の問題に関しては、行動療法、認知行動療法、ゲシュタルト療法、分析的アプローチ、森田療法など様々な療法をその方に応じて組み合わせて行い、短期間で問題解決できるように行ってきます。また、当方の専門外の問題は専門のところをご紹介しています。
カウンセラーを選択するときのポイントとしては、
(1)どんな問題に強いのか、専門が明確にされていること
(2)一つの療法にこだわらず、様々な技法、療法に精通していること
(3)どのような所で勉強してきたのか、大学名やキャリアが明確にされていること
(4)日本学術会議登録など、アカデミックな学術団体に加盟していること
(5)カウンセリングルームに歴史があり、経験数が豊富なこと
(10年以上の歴史があるところが望ましいと思います。)
(6)専門外のものに関しては紹介先をたくさん持っていること
上記のような情報が明記されているところが望ましいと思います。
補足
カウンセリングを学ぶなら
APC付属心理教育学院 http://www.apc@apc-shinri.com
評価・お礼
momobananaさん
2011/02/22 19:29わかりやすいご回答ありがとうございました。明確に書いて頂いたので、大変参考になりました。早速クリニック探しをしたいと思います。ありがとうございました。
(現在のポイント:5pt)
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