対象:心の病気・カウンセリング
結婚18年になりますが、当初より夫に不信感がありました。約束の時間や事柄を忘れることが多く、事なかれ主義です。最初は単に我儘な人だと思っていましたが、長男が自閉症(アスペルガー)だとわかり、夫もそれだと知りました。現在はメールで連絡やこちらの希望を伝えるようになりました。夫と息子と夫の母もアスペルガーです。過去の自分を捨てるような日々を送っています。最近では希望も無くなり、外出や心療内科の先生、社会福祉協議会の人、数少ない理解してくださる人以外の人とのコミュニケーションが怖くて、外出も苦痛になりました。夫とは現在別居をしています。家庭も作れず、自分の時間を生かすことができず、達成感も自己成長感もストップしたままです。自閉症の世界と結婚前の自分の世界を行ったり来たりしています。
夫は来年定年を迎えるのですが、生活設計についての話し合いができません。具体的なイメージができないようです。職場の労働条件も悪く、定年になっても同じ職場には居たく無いようです。ただ必要とされれば残るつもりのようです。また、先々のことを考えるのも苦手です。現在までの生活費は、十分貰ってきました。定年後は、私と息子の住居の家賃と生活費を貰えないので心配です。仕方がないので、夫には実家があるので、定年後は息子を夫の方で生活させ、私はどこか家賃の安いところで生活するしかないと提案しています。夫はそれでもかまわないと言っています。夫から生活費を請求し足りない分は、働くしかないと思っています。ただ、夫は息子の教育をどうやっていいのかわからないようです。家族3人で同居できれば、経済的な負担の問題は解決できるのに、とても虚しい日々を過ごしています。明日のことも将来のことも、話し合い備えることができません。不安でたまりません。息子の障害のことでも、疲労がつのり仕事はしていません。自宅でできる仕事をしています。私もすぐ60歳を迎えます。健康面や体力に不安があります。このような状況で解決策を相談できる方(場所)を探しています。弁護士さんの中に相談できる方や場所、窓口などどんなことでも、アドバイス、情報を得たいです。社会福祉協議会の方も考えあぐねています。夫と一緒に暮らすのはどうしても困難です。今までは息子と二人なので、何とかストレス回避ができています。よろしくお願い致します。
なまはげさん ( 東京都 / 女性 / 56歳 )
回答:1件
高機能自閉症・アスペルガー症候群
精神科医ですが何かのご参考になりましたらと思いコメントさせていただきます。ご主人が「(おそらく高機能)自閉症・アスペルガー症候群」のため、コミュニケーションに困難を覚えていらっしゃるとのことお見舞い申し上げます。精神科医・広沢正孝先生も著書において高機能広汎性発達障害とアスペルガー症候群を配偶者に持つ方の悩みを下記のように記しています。
1愛情がない・冷たい人に感じられる
2自分というものがない・言うことがコロコロ変わる人に感じられる
3ひとりで生きている・一緒にいても虚しい人でいある
4びっくりさせられることが多い人である
その一方で、記憶力や論理的構成力に優れた天才の方もいらっしゃいます。ご主人の場合、コミュニケーションが困難で生活にもかなり支障を生じていらっしゃるようですから、福祉制度のお世話になることをお勧めいたします。具体的には、精神障害者・保健福祉手帳を申請されてはいかがでしょう。税金の優遇措置や就労支援が受けれます。窓口は区市町村の障害福祉課です。経済的に困窮されていらっしゃるようでしたら障害年金もあります。そしてご本人はある程度の経済的な余裕のもと生きがいや楽しみを探しましょう。日々の生活にささやかな喜びを見出せるとと良いですね。
銀座泰明クリニック
http://www.ginzataimei.com/
回答専門家
- 茅野 分
- (東京都 / 精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))
- 銀座泰明クリニック 院長
東京・銀座の心療内科・精神科、夜間・土曜も診療しております。
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