対象:住宅設備
回答:2件

渕野 陽子
工務店
10
簡単な説明ですが・・・
ライフサイクルコストを考えると、
電気式床暖房
初期費用について・・・ガス温水式、電気蓄熱式床暖房の中間くらいの価格帯が一般的。
原則的に(壊れたり、不測の事態以外は・・)メンテナンスフリー、ですが、蓄熱機能を
持たない為、深夜電力の利用といった電気料金の上でのメリットを受けることが難しいです。
電気蓄熱式床暖房
初期費用について・・・他の床暖房に比べてちょっと割高。ランニングコストの面が
メンテナンスフリーで、かつ、深夜電力を使用できるため、長い目(30年ほど)で
見ればライフサイクルコストの上では、他の床暖房よりも割安でしょう。
電気料金の変動はあるにせよ、深夜料金がなくならない限り、ライフサイクルコスト
で考えれば、メリットが高いと考えます。
取り急ぎの解説になりましたが、参考になりましたでしょうか。
補足
新築の検討をされているということですので、床暖房と外壁などの組み合わせを検討するのもいかがでしょうか。
高気密高断熱、外貼り断熱、などありますが、家全体の断熱性能がよければ、輻射熱での保温効果はあがると思います。
窓の構造、壁など、組み合わせを相談して検討してみるのもいいかと思います。
質問のライフサイクルコストとは直接関係はありませんでしたが、楽しい家づくりになるといいですね。
評価・お礼

5LLLAMAGLAFHさん
2011/02/16 12:24わかりやすい解説ありがとうございます。蓄熱暖房機より床暖房の方が良いということでしょうか?

渕野 陽子
2011/02/16 16:06評価ありがとうございました。説明が足りず、すみませんでした。
床暖房の方が良いというわけではありません、家の断熱方法などにもよりますが、電気蓄熱式床暖房が冬場の足元の寒さは解消してくれます。
暖かい空気は上に上がってしまうので、床に近い部分は温度が下ってしまいがちです。
ファンなどで拡販しても、フローリングのヒヤッとした感触はまぬがれません。
断熱効果の高い住宅では、暖房の仕方によっては、顔だけほてってしまう、なんてことも
あります。
生活の仕方でも変わってくると思いますが、(床にコタツなどで直に座るとか、チェアの生活が多いとか・・)
ご質問のライフサイクルコストを視野にいれたとして、
検討のうちに入れてもいいかな、と、思いました。
ご参考になれば幸いです。
お返事いただきありがとうございました。

砂子 龍一
建築家
9
環境にも配慮を・・
暖房のお話ですが、床暖房・蓄熱暖房のご検討をされているご様子ですが、ヒートポンプ式暖房も仲間に入れていただけないでしょうか?
ヒートポンプは空気中の熱を利用したエコ的な熱源になります。また、電気の使用量も少なく済みます。
例として、床暖房の温水を作る部分をヒートポンプにしたり、床暖房以外ではパネルヒーターを利用する方法など、ヒートポンプの利用の仕方はたくさんあります。
ランニングコストも蓄熱暖房よりもかなり安く済むはずです。
ちなみに北海道では、蓄熱暖房よりも年間で5~7万円安くなります。
欠点としては、蓄熱暖房よりもイニシャルコストが高くなってしまう点です。
しかし、これから長く住ンでいく中で大切なのは、イニシャルコストよりも毎月支出されるローンの返済と水道光熱費になってきますので、暖房の熱源選びは大切になさってください。
ちなみに、わたくしたちの事務所のお客様にはみなさんにヒートポンプ式暖房(エコヌクール)を導入していただいていて、冬になると喜んでいただいています。
R.f.D planning 砂子
www.rfd-p.co.jp
評価・お礼

5LLLAMAGLAFHさん
2011/02/16 12:32興味深い解説ありがとうございます。ヒートポンプ式暖房というのは、床暖房ですか、エアコンですか?ヒートポンプ式ですと、エコキュートとの併用は可能でしょうか?ちなみにイニシャルコストはどのくらいかかりますか。

砂子 龍一
2011/02/16 20:20ヒートポンプ式暖房ですが、実はエコキュートと全く同じシステムになります。
床暖房・パネルヒーター・エアコン暖房冷房、どのシステムにも使うことができます。
エコキュートと併用すると効果はさらによくなりますね。また、エコキュート&エコヌクールが一体型になっている機種も数年前よりあり、設置スペースとイニシャルコスト面では、良くなってきています。
実際のイニシャルコストは、現在お打ち合わせをしていらっしゃる建設会社さまにもよって、違ってくると思いますので、一度ご相談をしてみるといいと思います。
ちなみに、私達の会社では蓄熱暖房との差額は15万円ほどになっています。
素敵なお住まいになるといいですね。
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