対象:ペットの医療・健康
私の中でとても悔いがのこり どうしていいかわかりません。
死んでしまった現実は変わらないのはよくわかっています。
ただ 本当に助けてあげることが出来なかったのか。。。
夜20:00に突然の半身不随 荒々しい息づかい。
開いている病院が無く 初めて行く病院にかけこみました。
そこでの処置は麻痺している足からの採血 レントゲン エコー
心臓の肥大を調べてくれました。
今年はいったくらいから 極度の貧血 脾臓がもうこれ以上大きくなれないだろうくらいはれていはれていました。黄疸は数値は95と健康なねこちゃんで0.5くらいにくらべ異常な数値でした。
こんな疾患があると 心筋症で血栓が足に飛んで半身不随になった猫には 血栓を溶かす薬を投与できなかったのでしょうか?もしかしたら 助けてあげることができたんじゃ・・・5時間苦しむだけ苦しみ呼吸困難になり息をひきとりました。
わたしはどうして助けてあげれなかったのかと。。。悔いが残り毎日悲しみに暮れています
わたしが納得いく答えを知っている人教えてください。
reyu88さん ( 和歌山県 / 女性 / 43歳 )
回答:2件
猫の心不全による動脈血栓塞栓症について
はじめましてアレス動物病院の沖田と申します。
さて、重度の心不全から起こる動脈血栓塞栓症ですが、夜間救急診療で、よく搬送されてくる病気の一つです。
飼い主様は下半身不随という症状で気づかれることが多いのですが、心臓で作られた血栓が、後肢の動脈のように、末端の血管にまで詰まるという状況は、肺(心臓の次にある臓器)や肝臓、腎臓などさまざまな臓器にも血栓は詰まっている状況であり、血栓でどうこうというよりも、それだけ大量の血栓が出来るほど心不全が重度であるということが、命にかかわる問題なのかもしれません。
犬の心不全の場合、徐々に咳などが悪化していき、飼い主様の中でも心の準備が出来るのですが(それが良いことなのかはわかりませんが)、猫の心不全の場合、軽度、中度程度ではほとんど症状を示さず、本当の限界まで来て球に血栓という症状を迎えることが多いようです。
文献的には「この動脈血栓塞栓症を発症した猫は2/3が死亡し、残りの1/3においては1年生存することもある」という、厳しい表現が記載されています。
私も何度もこの症状の猫の治療に対面し、そして助けてあげられず、自分の力不足に腹立たしく思うことがたびたびあります。
本来治療としては、血栓を溶かす薬を使うのですが、確かに重度の貧血となると、血栓を溶かす薬によって、一気に全身での出血が止められなくなり、なお苦しめてしまう可能性があったのかと思います。
血栓を溶かす治療はやるのもリスク、やらないのもリスクというところだと思うのですが、おそらく診療された先生は血栓を溶かす薬を使わないほうが、まだ助かる可能性が僅差でもあると判断されたのだと思います。
貧血の度合いがわからないのでコメントしづらいですが、私も同じようなケースの場合は、血栓を溶かす薬を使わない路線を選んだかもしれません。
このような文章で飼い主様の心がいえるとも思えませんが、ご参考程度に考えていただければと思います。
評価・お礼
reyu88さん
2010/11/29 18:47お返事ありがとうございました。あの子が死んでしまってから 色々調べたら 血栓ができ詰まった時の疼痛の事とかを知り 胸が張り裂ける思いでした。病院に連れて行く時、半身不随なのに 首輪が外れるほど暴れました、そして私の手をおもっきり噛みました。私は痛いとも知らず苦しから噛んだのだと思いましたが苦しいのと疼痛があったんですね。11年でしたが私はもっと一緒に居たかったです。でもあの子の寿命だと そして家族皆で看取ってあげる事が出来た事を幸せだったと信じて あの子の想い出を大切にして行きたいと思います。先生のお言葉で救われました。
本当にありがとうございました。 感謝いたします。
回答専門家
- 沖田 将人
- (富山県 / 獣医)
- アレス動物医療センター センター長
地域に密着したワンランク上のホームドクターを
アレス(Alles)とはドイツ語で「あらゆること」を意味します。インフォームドコンセントの充実、年中無休、CTスキャナ導入など動物たちの幸せにつながることなら、飼い主様のあらゆる要望にお応えしたい。そんな願いを込めて診療に取り組んでいます。
Re:11月25日に亡くなってしまったのですが。。。
猫の肥大型心筋症の場合、心臓で血栓ができ身体の太い血管に詰まることで、
主に後肢の麻痺という症状が出ます。
心筋症は遺伝などが疑われていますが、症状が出るのは中~高齢の場合が多い病気です。
身体検査で心雑音の聴取やレントゲン検査で心肥大などが確認され、最終的には超音波検査で診断されます。
治療に関しては血栓を溶かす薬や心臓の薬が中心になってきます。
血栓症の半身不随に対して血栓を溶かす薬を使用する方法はあります。
ただ血栓溶解薬は高価なお薬で(おそらく10万円ぐらい)病院によっては常備していない可能性があります。
また、血栓のみを溶かしても、心臓のケアを行っていかないとまたすぐに血栓ができてしまうという問題があります。
心筋症による血栓症の場合、予後は麻痺も治って命が助かる場合、麻痺は残るが命は助かる場合、命を落としてしまう場合の三通りがあり、
治療の反応性によって異なってくるので、診断された時点ではどのような経過をたどるか予測することができないのが現状です。
今まで症状や心雑音などがなく、血栓症になってはじめて気づくことも多く、また急死してしまうことも多々あるため、
飼い主様になかなか心を整理していただくのは難しい病気だと思われます。
呼吸困難に関しては、血栓だけでなく肺に水が溜まった肺水腫という状態を起こしていた可能性もあります。
夜間病院では肺水腫に対する利尿剤、血管拡張薬などを使用していただいているかと考えられます。
主に救急の場合はそのような治療の他に、酸素室やヘパリンなどの比較的弱い血栓溶解薬(予防)を用いることが多く、
状態が落ち着いたところで、心臓の治療薬やアスピリンなどの血栓予防薬に切り替えていくことが多いです。
評価・お礼
reyu88さん
2010/12/08 18:16お返事ありがとうございました。今年に入り貧血がひどく,黄疸も出て,脾臓が腫れて,通院していました。点滴・血液が増える注射等し,小さい頃にオシッコが出なくなる病気になったことがあり,SDという餌を与えていましたが。食べなくなったので,ロイヤルカナンに変え少し食べてくれる様になり,そんなときお刺身をあげたらとてもがっついて食べたので,病院の先生に聞くと少しでも食べて血液造らなきゃねと言われたので,よく食べさせていました。亡くなってから,調べていたら,刺身が良くない事がわかり。あの子の死を早めてしまったと自己嫌悪に陥っています。私が無知だったのが原因だと。二度と戻らない子に毎日ありがとうと手を合わせています。
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