対象:ペットの医療・健康
はじめまして。
2歳の女の子のトイ・プードルのことで、ちょっと不安なことがあるので教えてください。
最近まで、まったくの無臭でいつもシャンプーのいい匂いをさせていたんですが、
一週間ほど前から陰部あたりがとても臭うようになりました。
それも、純粋なおしっこのアンモニア臭というよりも、なんだか酸っぱいような臭いです。
はじめは肛門腺がたまってるのかと思い、搾り出したのですがそれ以降も同じ臭いがしているのでどうも違うようです。
肛門からのような、陰部からのような・・・。
陰部が普通の女の子より埋まり気味なので良く洗ってもいるんですが。。。
ヒートは1ヶ月少し前に終わりましたし、原因がわかりません。
病院に行くのが一番なんでしょうが、海外のため容易ではなくあまり信用できません。
まず、これが異常なのか、臭いは周期てきにあったりするものなのか教えていただきたくこの場をお借りさせていただきました。
臭い、という言葉を頼りにネットをいろいろ検索してみると、子宮蓄膿症や膀胱炎をみつけましたが、まだ高齢ではないし、おしっこの色も薄く、頻繁ではありません。
ただ、おしっこをするとき、トイレまで行き、10分ほど固まったようにトイレの前に立ち尽くして考え込んだようにしてからおしっこをすることが多々ありますので、おしっこがなにか関係しているのではないかと、素人ながら考えております。
そのほかには、元気がなくなった、とかは見られておりません。
至急病院に連れて行くべきでしょうか。
ちなみに、うちの子は避妊手術はしていいなく、いままでヒートも2回ありました。
さちももさん ( 岡山県 / 女性 / 32歳 )
回答:2件
臭いの原因について
はじめましてアレス動物病院の沖田と申します。
さて、これは診てないので、はっきりとは明言しにくいのですが、やはり発情期でもないのに、今までなかった臭いがするようになるというと、通常はなんらかの異常が起きているのではと考えるべきです。
陰部のしわに皮膚炎が起きていて、あるいは膣炎や膀胱炎などで陰部周りのにおいが強くなることはあります。
また、肛門腺の炎症や、肛門腺が搾りきれてなくてにおいが強くなることもあります。
海外で、動物病院に行くシチュエーションとしては不安な気持ちはよくわかりますが、やはり念のため病院で見てもらったほうがよいのではないでしょうか。
このときできれば尿を脱脂綿などにしみこませて、一緒に持っていき、尿検査もしてもらったほうがよいかもしれません。
ワンちゃんが元気がなくなるのは、よほど状態が悪くなってからですから、あまり判断基準には加えず、今までなかったことがあったという一点だけでも、病院に行く理由としては十分かと思います。
評価・お礼
さちももさん
2010/10/20 21:38沖田先生、丁寧、迅速なご回答ありがとうございました。
やはり、今までにない臭いが生じている、ということだけでも十分な異常になるのですね。
以前、この子の前に飼っていたトイプーをジステンバーで亡くして以来、こちらの病院を避けていたのですが、明日にでも、尿を持参して病院へ連れて行ってみようと思います。
どうもありがとうございました!
回答専門家
- 沖田 将人
- (富山県 / 獣医)
- アレス動物医療センター センター長
地域に密着したワンランク上のホームドクターを
アレス(Alles)とはドイツ語で「あらゆること」を意味します。インフォームドコンセントの充実、年中無休、CTスキャナ導入など動物たちの幸せにつながることなら、飼い主様のあらゆる要望にお応えしたい。そんな願いを込めて診療に取り組んでいます。
Re:おかしな臭いがします。
回答遅くなり申し訳ございません。
未避妊の女の子であれば、陰部からの悪臭の原因として膣炎や子宮蓄膿症などの
生殖器疾患が第一に疑われます。
膣炎の症状は一般的におりものが多くなることや、陰部をよくなめる、頻尿になるなどの
症状がありますが、軽度であれば無症状のこともあります。
子宮蓄膿症でも同様の症状の他、水をよく飲む症状も認められることがあります。
どちらも中齢以降で起こることが多いですが、2歳齢で起こらないわけではありません。
放置しておくと重篤になることも少なくありませんので、かかりつけの病院で診察される
ことをおすすめします。
その他、女の子は尿道が短いため膀胱炎になりやすい傾向がありますが、症状としては頻尿、血尿、しぶりなどが多く、明らかな悪臭があることは少ないように思います。
評価・お礼
さちももさん
2010/10/25 17:23お忙しい中ご回答ありがとうございます。
病院に行ったところ、3本注射を打ち、一週間分のお薬を頂き、
「膣炎の治療をしてみます。また一週間したら来てください。
治ってなければ、子宮蓄膿症の治療をしてみます」
といわれました。
中国の国家獣医師の看板を掲げている診療所でしたが、問診ばかりで検査も何も無く、膣の様子をみるわけでもなく、臭いをかぐわけでもなく、不信感の残るものでした。
このような病気は薬を試して初めて分かりうる病気なのでしょうか?
投薬4日目ですが、臭いは前ほどは酷くないものの、粘り気のある透明のおりものが微量ですが、性器に付着しています。
膣炎の原因で最も多いのが細菌感染ですので、検査はおりものを採取し顕微鏡で観察する
ことで細菌感染を確かめます(他の原因として外傷や腫瘍などがあります)。
ただし、膣には細菌が常在していますので判断が難しいときがありますので、抗生物質を
内服して反応があるかをみてみる場合もあると思います。
しかし、おりものが多く出ている場合に必ず鑑別する必要がある疾患として子宮蓄膿症が
あります。子宮蓄膿症の場合は放置しておくと命に関わることがあるからです。
検査としては超音波検査やレントゲン検査などが有効ですので、わんちゃんの状態や
獣医師にもよると思いますが、基本的には初診時に検査することをおすすめします。
病院によってはそれらの設備がない場合もあります。子宮蓄膿症の治療は外科手術が中心
になりますが、開放性子宮蓄膿症(おりものが出る場合)は内科的に治療できるという
報告もあります。
わんちゃんの状態をしっかりみてもらえていないという不信感が残るのであれば、
セカンドオピニオンを他院に求めるのも良いでしょう。
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