対象:ペットの医療・健康
4歳のミニチュアダックス雌(避妊手術済)について、ご意見をお聞かせ願います。
甲状腺疾患があり、現在レボチロキシンとピンクの(名前はわかりません)薬を毎日服用しています。先日、わずかに血かな?位の1センチ位の薄い赤っぽい点が付いた尿が3回ほど確認できたので翌々日、(翌日は病院が休診で血尿も出ていませんでしたので)
かかりつけの病院に尿を持って行きました。すると、比重<=1.005、pH>=9.0、蛋白100 細菌も+という結果が出ました。この数値だと尿石が出来ていてもおかしくないと言われ、レントゲン検査をしましたが、石らしきものは見当たりませんでした。先生はクッシング症候群の可能性もあるとして、週明けに採血と食後の筋肉注射、再び採血という検査をする事になったのですが、当日の尿検査では、前回引っかかった項目の数値がほぼ、正常値内になっていました。(細菌+で、潜血2+)
この間、前回よりも赤い血尿が3回ほど確認出来ました。ですので、予定していた検査はせずに、ひとまずは細菌を排出する作用のあるサプリメントというのを処方して頂き、様子を見ることにしました。その日の夜、また少し血尿が出ましたが今は落ち着
いているようです。前回の結果は何だったのか?膀胱炎の他になにか考えられるので
しょうか?尿は両日とも、朝一番に採取したものです。
今、飲んでいる甲状腺の薬は、このまま飲んでいても大丈夫でしょうか?
長くなってしまいましたが、色々なご意見をお聞かせ願いたいと思いましてメールさせて頂きました。どうぞよろしくお願い致します。
kumichocoさん ( 群馬県 / 女性 / 42歳 )
回答:1件

Re:犬の血尿について
血尿の原因としては尿路である腎臓から尿道までの感染症、外傷、尿石症、腫瘍が挙げられます。
尿検査の結果、比重が非常に低くなっているので、腎臓が障害され機能低下が起きている可能性や副腎皮質機能亢進や尿崩症、糖尿病などの内分泌疾患によって多飲多尿が起きている可能性も考えられます。
犬の細菌性膀胱炎の場合、抗生物質で症状は治まりますが再発する可能性も考慮し4-6週間の抗生物質投与が推奨されています。
犬に多い尿石症はストラバイト尿石とシュウ酸カルシウム尿石でありレントゲン検査で確認できますが、それ以外にレントゲン検査で確認できない尿石もあります。
尿検査や超音波検査で膀胱を確認することで尿石症や腫瘍を鑑別していく必要があるでしょう。
また血液検査によって副腎皮質機能亢進症だけではなく他の疾患も鑑別する必要があります。
お薬に関してですが、レボチロキシンナトリウムは甲状腺ホルモンと同様の働きをし体の基礎代謝を高めます。
基本的には生涯治療なのでお薬の服用はしていきましょう。
副腎皮質機能亢進症が基礎的にあった場合、甲状腺ホルモンの働きが弱まるので治療と共に経過を確認する必要があります。
ピンクのお薬に関しては成分が分からないので言及できませんが、腎臓に副作用のあるお薬か確認することをお勧め致します。
評価・お礼

kumichocoさん
2012/04/23 15:54やはり、色々な可能性が考えられるのですね。様々な角度からの検査をして、原因を探っていかなければいけないということがよく分かりました。
お薬の件についても、確認してみます。
とてもご丁寧な回答をいただきまして、ありがとうございました。
(現在のポイント:-pt)
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