対象:商業建築デザイン・設備
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オフィスを探しており、良い物件を見つけました。しかし建物が古く耐震性が心配です。
オフィスの場合、耐震性はどのように考えたらよいのでしょうか。
あまり心配しなくてもよいのでしょうか。
※この質問は、ユーザーの方から事前にいただいたものを、専門家プロファイル が編集して掲載しています。
All About ProFileさん
回答:3件

道廣 和男
ISOコンサルタント
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御社の本業は? 耐震性レベル要求も違うと思いますが・・・。
こんにちは!
オフィスネットワークの道廣と申します。
耐震性についてですが、竣工年度により建築基準法が違いますので、それをもとに判断するしかないと思いますが、施工監理、維持管理状況により程度差はかなり有ると思われますので、ご心配で有れば現地で専門家のご意見をお聞きになる必要があると思います。
御社は『何業ですか?』業種によって適切なオフィス要件が違うと思います。
不謹慎な話をしますが、営業ならそれなりの事務所でもOKですが、特殊業務なら建物の強度や構造要件もあると思われます。
ご参考になれば幸いです。

石川 嘉和
建築家
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建築年代が「新耐震基準」の前か後かを調べてみる
オフィスもその他の建物も建築基準法に基づいて建築されているものなので、
耐震性の目安は「新耐震基準」が導入された1981年以前か以後かというのが大きな着眼点です。
新耐震以前のものでも大きな地震に耐えているものはありますし
新耐震以後のものでも「バランスの悪い」建物は阪神大震災などでも被害が出ていますが、
一般的な見方は新耐震ですね。
年代以外の耐震性のポイントとしては「バランス」です。
たとえば2階から上は壁が多く1階は柱だけの駐車場というような場合は上下のバランスが悪いことになりますし、
間取りが道路面だけは全面ガラスで残りは壁という場合、
特に角地で道路が2面にあり2面がガラス他の2面が壁などの場合は平面的にバランスが悪いことになります。
また、窓が水平に柱から柱まで連続していて腰窓になっている場合は、
柱に地震力が集中しやすくなるので要注意といえます。
比較的新しい建物ではこのような場合バランスを取るためあるいは柱に力が集中するのを防ぐために、
壁があっても柱と縁を切ってしまうということがされていますが、
古い建物ではそうはなっていないことが普通です。
以上は鉄筋コンクリート造の場合で鉄骨造の場合はバランスよりも柱と梁の接合がうまくできているかという施工精度の問題のほうが要素としては大きいと考えられます。
一概には言えませんが、信用のある施工会社が工事をしたものかどうかがわかれば
安心感が高くなるとは言えるでしょう。
施工会社の名前はなかなか判明しないかもしれませんが、築年数は比較的調べやすいと思いますので、建築年代を調べてみたらいかがでしょうか。

中舎 重之
建築家
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耐震設計の質問について
オフィスと言われても建物の概要が不明です。建物を使用する用途がオフィスなのです。
商業ビルと考えると木造ではない事は分かります。では、構造が鉄筋コンクリート造(RC造)か鉄骨造(S造)かの区別を教えて下さい。それと建物の規模(階数・面積)も必要です。お客様が本気で建物の耐震性を心配し、本気での質問ならば構造と規模の情報は提出して欲しいものです。蛇足の話をします。世の中に一級建築士が30万人いると言われています。その内の1万人が構造設計に従事しているようです。耐震診断を仕事としている者は構造設計者の1/10位でしょう。その殆どがRC造診断のプロで、S造を診断する者は極めて少数と思われます。
以上です。 2014.5.15 中舎重之
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