対象:投資相談
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NZD側より円側の要因が大きいのでは?
東嶽様 バームスコーポレーションの杉山です。
税務上の取り扱いで、元々、償還前に売却することを考えておられますよね。1月までのいずれかの時点で売却することを考えれば、NZの短期金利が上昇することはあまり考えられないでしょう。
ニュージーランド準備銀行の見通しによれば、NZ経済の回復は2009〜2010年を底として回復。2010年以降、インフレはおおむね年率2%、3ヶ月金利は3〜4%になると予想されています。
NZDというより円側の都合で為替は変動すると考えられるのではないでしょうか?欧米の金融機関の資産償却がさらに必要となり(ECBは域内の銀行のさらなる283十億ユーロの資産償却が必要とコメントしています)金融市場の混乱が長期化、世界経済の回復が遅延という経緯をたどれば、質への逃避から、ドルと円が買われるシナリオが有力です。
もっとも、あまりに混乱すると、各国の財政赤字の不安から国債の価格が下落する可能性があります。各国が保有している米国債を売却したりするとドル安になります。日本(の投資家)にとって最悪のシナリオでしょう。輸出はダメージを受け(≒日本株式は価格を下げ)、外貨建て資産は軒並み価格を下げます。
一方で、春先から現在まで続いている回復基調がそのまま延長されるのであれば、円安に動くと考えられます。投資家はリスクのあるものに投資したがることになるからです。各国が誘導しようとしているのはもちろんこちらのシナリオです。
いずれのシナリオになるのかは残念ながら断言できません。ただし、少なくともいえることは、買値(82円)を忘れることだと思います。現状(62円)を出発点と考えてもっともよい判断をしようと考えるのがよいと思います。
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この回答の相談
870万円、82円/NZドルで購入したNZドル建て外債が来年1月償還を迎えます。現在、62円/NZドルで660万円、-24%です。高金利もなくなり、農業小国のNZは資源国の豪と異なり、これ以上悪くはならないものの、当分、為替の好転は望めないと考えています。さっさと売却した方が賢明でしょうか?
東嶽さん (神奈川県/56歳/男性)
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