対象:投資相談
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中国株を売却したのですが、
売却した証券会社はまず、円を香港ドルに換金し、
株は香港ドルで購入、売却も香港ドルで、その後香港ドルを
円に換金するというシステムです。
(香港ドルでの引き出しはできません)
株自体の譲渡益は購入・売却時の為替レートで円に換算して計算するのは知っているのですが、
株で香港ドルが増えた場合、
為替差益の計算はどうなるのでしょうか?(外貨預金の場合も同じだとは思いますが)
香港ドルの金額が変わらない場合は計算し易いのですが、
株で増えた分は為替差益ではない気がします。
具体例を挙げて説明していただければと思います。
basstaroさん ( 岡山県 / 男性 / 34歳 )
回答:1件

杉浦 恵祐
ファイナンシャルプランナー
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株の場合は売却益に為替差益も含みます
basstaroさんへ。FPの杉浦恵祐です。
外貨預金の場合は、為替差益が実現した場合に、為替差益単独で雑所得となりますが、(外貨建て)外国株式や外貨建て株式投資信託の場合は、譲渡時の為替差益部分は譲渡損益に含まれ譲渡所得となります。
1香港ドル=11円のときに、中国株を1万香港ドル(11万円)で購入。
その後、1香港ドル=12円のときに、その中国株を購入時と同じ株価の1万香港ドル(12万円)で売却。
譲渡所得=(1万香港ドル×12円)-(1万香港ドル×11円)=1万円
この考え方は売却時に売却代金を円で受け取ろうが香港ドルのまま受け取ろうが一緒です。売却の都度、為替差益を含む譲渡損益を、たとえ円転していなくても、購入時と売却時の円とのレートで計算します。
よって、この例のように株価は上がっていなくても為替が上がっており合算して利益が出ていれば、株式の譲渡益となり課税されます。
一方、外貨預金は元金は一定ですから、元金の為替差益があればそれは単独で雑所得です。
また、その為替差益の認識時期は基本的には円転時ですので、外国株とは考え方が全く異なります。
あと、どの為替レートを使って円換算するかですが、以下の所得税基本通達に規定されていますのでご参照ください。
37の10-8(外貨で表示されている株式等に係る譲渡の対価の額等の邦貨換算)
http://www.nta.go.jp/shiraberu/zeiho-kaishaku/tsutatsu/kobetsu/shotoku/sochiho/020624/sanrin/1273/37_10/01.htm

basstaroさん
再質問
2010/03/09 12:481.円返還時
株自体の譲渡益はよくわかりました。
ただ、実際に円→香港ドル→円に変換するときに
生じる為替差益はどう計算するのでしょうか?
元金分だけで差益を計算するのでしょうか?
例えば、以下の例の場合、譲渡益、為替差益どのように計算するのか教えてください。
<例>(手数料等の雑費はないものとする)
1万円をレート10円/香港ドルのときに1000香港ドルにし、レート11円/香港ドルのときに1000香港ドルの株を購入、その後、2000香港ドルに株価が上昇し、レート14円/香港ドルのときに売却し、レート15円/香港ドルのときに円に換えた。
2.外貨預金について
元金が同じ場合はそうですが、
金利で増えた分も為替差益として引かれるのか、
それとも1と同様に元金分だけで差益を計算するのでしょうか?
basstaroさん (岡山県/34歳/男性)
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