対象:矯正・審美歯科
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晝間 康明
歯科医師
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変色に対する処置は審美的な補綴処置が必要
こんにちは.東京都立川市ひるま矯正歯科の晝間康明です.
当院では,審美的な改善のためだけに健康な歯を削ってしまう事に否定的です.
これは,歯を削る事で短期間で審美的な改善は得られるものの長期的には歯の寿命を短くするからです.
しかし,すでに神経をとってしまっていて変色している歯や先天的に歯の形態異常を有する場合は補綴処置も必要と考えています.
適切な判断の元,補綴処置を行なった場合でも,歯の表面に異物を接着させ細菌の付着する場を提供している事に他ならないため,補綴物周囲の細菌除去によりう蝕の再発や歯周病の進行を抑制するメインテナンスが必須になると患者さんにお伝えして了解していただいてからの処置となります.
そもそもジローさんは14歳の時に前歯3本を神経に到達するまでの虫歯を作ってしまった事になります.前歯は6〜8歳に萌出する歯ですが,たった6〜8年で神経まで到達する虫歯を作ってしまったと言う事は虫歯になりやすい口腔内環境である可能性があります.
この口腔内環境を改善してから最終的な補綴物を装着しなくては,せっかく歯を削ってでも改善した審美的な補綴物が長持ちしません.
ぜひ,補綴物を装着する際は口腔内環境の改善をしてから行なって下さい.
オールセラミックでジルコニアをベースにしたものは耐久性や審美性が優れています.
しかし,全ての歯科医院で対応可能ではありませんので事前に確認した方が良いでしょう.
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子供の頃に、虫歯の治療で前歯3本の神経を抜きました。それから、15年程経っているのですが、だんだんと黒く変色してきました。
そして、前歯の根っこの表面が、少し脆くなってきているよう… [続きを読む]
ジローさん (大阪府/29歳/男性)
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