対象:投資相談
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吉野 充巨
ファイナンシャルプランナー
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リスクの大きさと資産配分に甘さが目立つ運用です
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びよこ様
初めましてFP&投資アドバイザーのオフィス マイ エフ・ビーの吉野充巨です。
ご質問にお答えします。
私が保有するシステムで試算しますと
10年後に8,000万円を投資に回して、毎年400万円の収入を得るには、コストを考慮しなくても期待リターンは5.1%、リスクは10.8%になります。その場合、毎年400万円が確実に利益になるのではなく、標準偏差1の年度で、リターンは1272万円から-456万円の間になります。また、最悪とされる年には損失が1,320万円出ることが予想されます。それらのばらつきを平均した際のリターンが5.1%というのが資産運用の実態です。
上記はコストを計算していませんので、もし信託報酬が0.5%の投信であれば、毎年40万円のコストと、税金等が引かれたものが利益となります。
ところでひよこ様のリスク許容度をお伺いします。単年度で1,320万円の損失に耐えられますか?、そして、二年続けて最悪のリターンが続くこともありました。
これらを考慮されていますでしょうか。
また、お考えのように資産全部を外国株式に投資した場合には、コストを含まない期待リターンは8.4%で、リスク(標準偏差)は20.0%になります。この場合、標準偏差2の最悪ケースが2,528万円の損失が発生することもあり得ます(実際にリーマンショックはこのレベルです)
従いまして、アドバイスとしては、リスク許容度と目標としたい収益の両面から資産配分を決め、その資産配分に則ったポートフォリオを作成されるようお勧めします。
ちなみに、コストを含まないリターン5.1%の資産配分(アセット・アロケーション)の
モデルは国内株式27%、海外株式35%、国内債券23%、海外債券4%、短期金融資産11%になります。
このように、確り試算して、夫々の資産の特徴の説明を受けて、資産配分を決め、5年程度は動かさないで済む金額をコストの安い国際分散のポートフォリオを作成するアドバイスが出来る投資アドバイザーと相談されるようお勧めします。
なお、これらは法律で定められた投資顧問契約が必要です。
画像は我々の年金を運用しているGPIFと企業年金のアセットアロケーションを参考として掲載します
余りに不用心なご質問でしたので、お答えいたしました。
何か参考になれば幸いです。
評価・お礼

びよこ さん
2015/04/15 12:05
アドバイスありがとうございます。
私は、危なっかしい選択をしているのですね。
勉強不足な事がわかりましたので、もう少し知識勉強してみようと思います。
世界経済インデックスファンドは、半分は債権なので、安心かと思いましたがそれでもやはりリスクは高いのでしょうか?
また、日本株は将来見通し悪いと思っていまして出来るだけ避けておりました。
もう一度検討してみます。ありがとうございます。
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50才
8000万を世界インデックス投信に移動積立中です。3000移動済、待機5000
後5年で移動完了予定。
老後10年後は、毎年、年400万利益が出せるようにしたいと目標しています。
5パーセント運用だと… [続きを読む]
びよこさん (東京都/50歳/女性)
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