対象:防災
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家の内外を観察しつつ、最近そういえば…がないかの確認を
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ご質問者さま。
こんにちは、備え・防災アドバイザーの高荷です。
いまだに続く余震、相次いで発表される新たな大地震の可能性、不安な日々が続く毎日ですから、ご質問のような住宅に対する不安が生じるのも当然ですよね。地震によるダメージの蓄積について、どのように考えれば良いのでしょうか。
■一般論として
地震によるダメージの蓄積を厳密に考えますと、
・自宅の構造、築年数、メンテナンスの状態
・過去に受けた地震の大きさと揺れ方
これらによって個々に判断が必要となりますので、一概には何とも言えません。本気で自宅の状態を調べようとしましたら、専門家による調査が必要となります。
■我が家は大丈夫か?
今後、仮に巨大地震の直撃を受けた際には、これまで蓄積されたダメージの大小にかかわらず、建物が破壊されてしまう可能性があります。
しかし、比較的小規模な地震や余震が続く日々において、一切の兆候もなくある日突然自宅がバラバラに倒壊する、という可能性は低いといえます。ダメージが蓄積されている場合、何かしらの兆候が出るはずですので、それを探ることから初めてみると安心です。
■何をすればいいか?
自宅の内外をじっくり観察してみてください
・土台のコンクリートに亀裂が入っていないか
・外壁にひびが入っていないか
・雨漏り、水漏れの形跡はないか
・窓のサッシに隙間が生じていないか
また日々の生活の中で、下記の様なことはないでしょうか
・窓やドアのしまりが悪くなった
・戸締まりをしても寒い、すきま風を感じる
・球状のものが転がりだすことがある
・特定の場所を踏むとギシギシ音がする
このような事柄について当てはまる場合は、何かしらのダメージが蓄積している可能性があります。状態がひどく心配な様でしたら、お近くの工務店や行政の耐震診断相談窓口(http://www.kenchiku-bosai.or.jp/seismic/soudan.html)に問い合わせてみるのも方法です。
特に当てはまる項目がない場合も、明日巨大地震に襲われる可能性を考えて、家具を固定したりガラスに飛散防止フィルムを貼っておくなど、身近な対策を進めておくことはとても重要です。
以上
評価・お礼
hyohyo さん
2012/12/03 15:58
行政が耐震診断相談窓口を持っている事自体知りませんでした。
大きな地震があった以上、日々の防災は本当に大事ですね。
ありがとうございました。
回答専門家
- 高荷 智也
- ( 静岡県 / 防災アドバイザー )
- ソナエルワークス 代表
備え・防災は、日本のライフスタイル。
「自分と家族が死なないための防災対策」と「経営改善にもつながる緊急時に役立つBCP」のポイントを解説するフリーの専門家。自然災害から原発事故、企業の危機管理まで分かりやすく実践的なアドバイスに定評があり、テレビや各メディア媒体への出演多数。
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この回答の相談
東日本大震災から、だいぶ経ちますがまだ頻繁に余震が続いています。
震災で結構ゆれた建物が多数あると思うのですが
それら建物は、震災でうけたダメージは蓄積していないのでしょうか?
関東で、大地震が起こると頻繁にマスコミが言っているので
気になっています。
hyohyoさん (埼玉県/30歳/男性)
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