対象:防災
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2011年の東日本大震災以来、地震が多すぎて不安になります。自分のところだけは大丈夫だろうと思っていましたが、何かしらの対策をするべきかと最近悩んでいます。
ホームセンターなどに行くと、水やカンパンであったり、突っ張り棒や消火器が並んでいる特設コーナーがあるのですが、まず何から手をつければよいのか分からず、結局購入することができません。
地震対策は、何から始めればよいのでしょうか?
fujipiさん ( 静岡県 / 男性 / 34歳 )
回答:3件
まず死なない環境を用意することから、水や食料はその後です。
fujipiさんこんにちは。
最近は地震の数も以前と比較してずいぶん多くなり、不安が多いですよね。
さて、地震の対策には優先順位があります。
1)死なない環境作り
2)早い生活再建の準備
地震対策といえばまず水とカンパンを想像しますが、地震で餓死するというのはきわめて希なケースです。災害大国日本の場合、少なくとも3日間待てば何かしらの支援を受けることができます。3日間であれば飲ず食わずでも死ぬことはありません。
被災者の体験談から選りすぐった防災グッズを用意しました。地震で大変な思いをした人が本当に役立ったと語る道具。これはいずれも、地震で「死ななかった」人の話です。もちろん地震で死ななかった場合は大切な要素ですが、死者には水も缶詰も不要なのです。
考えるべきは、地震で亡くなった方、または大けがをした方の話、きっと考えたであろうことを想像し、それを元に今後の対策を考えること。まず地震の「揺れ」で死なないこと、そしてその後の付随災害(津波・土砂崩れ)で死なないこと、さらにけがを避けること、この順番で対策を考えることが鉄則です。
■死なない環境作り
1)耐震補強
2)家具の固定
3)ガラスの飛散防止
3)扉の固定
4)非常持ち出し袋
(※非常持ち出し袋は、家が海や川の近く、崖の裏側、木造住宅の密集地など、津波や土砂崩れや火災に襲われやすい地域で必要な準備です。とりあえず走って逃げる際に最低限必要な物、だけを入れておきます。避難所へ持って行くような物とは全く別物の準備です。)
優先順位が高い物が終わってから、低い方を行います。家がつぶれてしまえば家具の固定に意味はありません。食器棚が転倒する状況で扉の固定は無意味です。ガラスが散乱する部屋から、安全に非常持ち出し袋のところまではたどり着けません。
この優先順位を考えて対策をとるようにすれば、無駄にはならないはずですよ。
回答専門家
- 高荷 智也
- (静岡県 / 備え・防災アドバイザー)
- ソナエルワークス 代表
備え・防災は、日本のライフスタイル。
「自分と家族が死なないための防災対策」と「経営改善にもつながる緊急時に役立つBCP」のポイントを解説するフリーの専門家。自然災害から原発事故、企業の危機管理まで分かりやすく実践的なアドバイスに定評があり、テレビや各メディア媒体への出演多数。
持ち家の場合とそうでない場合
地震対策についてですが、持ち家の場合は先程の専門家の方が書かれている内容で対応されることをお薦めします。
持ち家でない場合は、「住む場所」を見直すというのも一つの対策になります。
これは持ち家の方にも有効な情報ですが、防災マップなどを見て、お住まいの地域にどういった災害が起こりやすいか?を調べたり、直下型地震の場合は、どこに断層があるかを調べておくのも大切です。
また津波などが起こった場合にも、どの地域にどれくらいの高潮が来るか?の地図などもありますので、地震などが起こった時に対応出来る情報を家族で共有されるといいでしょう。
住む場所を見直すことが可能な場合は、それらの情報を元に検討されるのも一つです。
地震対策のお答えとして、別の見立てのお話をさせていただきました。
参考になれば幸いです。
八納啓造
回答専門家
- 八納 啓造
- (建築家)
- 株式会社G proportion アーキテクツ 代表取締役
世界で一つ「あなただけの幸せな住まい」を共に造りませんか?
私たちの考える家作りの大きな目的は「家族の絆や幸せが育まれること」。そこでこれまで家作りに成功した人たちの「家作りの知恵」をベースに家族が共通の思いを持ち、向き合える住まいをご提案。家族の思いをカタチにします。
八納 啓造が提供する商品・サービス
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中舎 重之
建築家
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地震対策とは
地震対策の第1は、住んで居られる建物が地震に耐えられるかどうかを調べる事でしょう。調べる事を耐震診断と言います。対策の第2は診断で総合評点が1.25~1.5以下なら建物を耐震補強をすべきでしょう。総合評点の1.0とは気象庁震度で5強を示します。静岡県は東海地震M8クラスですので総合評点を1.25~1.5での補強が必要です。神奈川県は小田原地震がM7ですので、総合評点は1.0を基準にしています。ちなみにM8とM7との違いはエネルギー換算でM7の32倍がM8になります。対策の第3は家が安全だとして震災後の家族の安否を確認し早い時期に家族が合流する事だと思います。その他のことは、家族の生命の安全が護られからの事として考えて下さい。
以上です。 2014.5.13 中舎重之
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「地震対策」に関するまとめ
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普段から地震対策への意識を持とう!様々な対策方法を専門家が解説!
地震大国日本。普段から地震対策への意識は高めておきたいところです。そこで「地震に役立つアイテムって何?」「家庭で出来る地震対策ってある?」「外で地震にあったときはどうすればいい?」といった、地震対策への疑問や悩みに役立つ専門家の解説を紹介いたします。
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