対象:ビジネススキル
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重松 まみ
営業コンサルタント
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現場から見えることは、非常に多いと思います。
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小学校の知的障がい者学級の先生でいらっしゃいますね。
はじめまして、重松です。
知的障がい者といいましても、軽度から重度では非常に
差が大です。たとえば重度障害者では、衣服の着脱ができない、
トイレの介助が必要、多動児はいつ他者に手を出すか分からない、
癲癇の発作がいつ起こるか分からない・・・まで幅が広いです。
彼らは、皆と一緒で音楽をしたり、料理を作ったり、
運動したりで経験を積み重ねています。
たぶん、小学校では普通学級との交流もあってまた活動が
より活発だと考えられます。
生徒さん自身は自我が強く、自分の意思を上手く伝達でき
ないために、同じ言動や反復を繰り返します。
たぶんに障がい者は親達に堅く保護されて暮らしていますが、
幾つか成人しても重要だと言える点があるでしょう。
・障がい者本人が、自分の意思や考えを伝えることが出来る。
・どんなに時間がかかっても、何事も自分でやろうとして出来る経験を
する。
・各家庭で親御さんが積極的に、我が子が地元で安心して生活
できたり、お仕事や通所をしたり、自分で結婚したい等の意思が持てる
環境や条件を整える事。
つまり、親側が家庭内に知的障がい者がいるとオープン化したり、
オープンにしても大丈夫と言う考え方に変わること。
また親の死後でも、障がい者本人が一人でも生活できる様に社会との繋が
りを維持できる福祉体制を整えること。
こんな点が大切な要素だと思います。
自転車さんの意見で深化させる為の資格や身に付けるべきスキルでしたら、
心理学や動物や芸術によるセラピーも一つでしょうが、足元の障がい者の親の
意識から変える必要があるのではないでしょうか。
知的障がい者のエネルギーは高く自我も強いですが、個性も違いますし、
得意で好きなことも体力差があって異なります。
毎日の生活指導レベルから、彼らが自分の考えを伝える=障がい者の自立
につながる点ははずせないと福祉の現場で強く感じ取った経験がありました。
まとまりがつきませんでしたが、ご参考までに。
評価・お礼

自転者 さん
2010/11/06 16:04保護者の意識を変えるってのは、今後の特別支援教育の裾野が広がっていくかどうかという観点でおっしゃる通り最大かつ最重要課題です。将来のことを話しても、根底に見え隠れする「何とかなるに違いない」という何の根拠もない自信があって、真剣に耳を傾けてくないですね。だから、通常学級にずっといさせたり、仮に支援学級に入級させても、成長の度合いを通常学級児童と比較して、ゆっくりだけど確実に成長している姿を評価してあげられず、中学入学とともに再度通常学級に戻してしまうことがあります。それは、支援児童にとっては、重松様のご指摘の通り、親が年老いていくに従い弊害が生じてくるのだと思います。

重松 まみ
2010/11/06 18:37
自転車様、ご丁寧な評価を頂きましてどうも有難うございます。
福祉のバリアフリーと同じで、「ノーマライゼーション」が叫ばれて
久しいですね。
これは確かに街中で、障がい者が普通の人と同じく暮らせるというもの
ですが、福祉の壁というものが見受けられます。具体的には社会制度や
現実生活や人間心理の壁ですね。
障がい者も通常18歳~20歳になれば、軽度の障がい者であれば職業を選び
実家から独立できる環境や独立心を本人に培わす教育が、学校や家庭で行
なわれれば理想です。同じ人間としての人生選択が障がい者にもあっても
いいのではないかと。これは難しい場合の方が多いかも知れませんがね。
蛇足ですが。
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この回答の相談
現在小学校特別支援学級担任(知的学級)をしています。この分野を深化させたいと思っていますが、資格などで持っていたり身につけるべきスキルがありましたら教えてください。
自転者さん (栃木県/42歳/男性)
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