ストレスマネジメント講座:ストレスが心身に与える影響 - 企業メンタルヘルス全般 - 専門家プロファイル

鶴田 育子
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藍色 シアン
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閲覧数順 2016年12月08日更新

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ストレスマネジメント講座:ストレスが心身に与える影響

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それでは、これから、ストレスが心身に与える影響について勉強していきましょう。

ストレスの伝達経路、生理的な影響、そして、ストレスと病気の関係についてみていきます。

 

ストレスは、まず、大脳新皮質で認識されます。

大脳新皮質が、ストレスを感知すると、刺激の種類に応じて、そこから神経伝達物質が、分泌されます。

大脳新皮質から分泌された神経伝達物質は、視床下部を刺激し、視床下部から副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモンが分泌されます。

視床下部から分泌された副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモンは、内分泌系ルートと自律神経系ルートにわかれて、伝達されていきます。

神経系が、素早く反応し、効果の持続性が短いのに対し、内分泌系は、ゆっくりと、持続的な効果を及ぼすのが特徴です。

 

内分泌系ルートでは、視床下部の下にある脳下垂体から、副腎皮質刺激ホルモンと脳内麻薬とも呼ばれるベーターエンドルフィンが、分泌されます。

ベーターエンドルフィンは、脳の神経細胞感の情報伝達を担う神経物質の一つで、痛みや不安、緊張を和らげる効果を持っています。

副腎皮質刺激ホルモンは、腎臓のすぐ上にある副腎の副腎皮質を刺激して、コルチゾールというホルモンを分泌します。

コルチゾールは、糖代謝をはじめ、タンパク代謝、脂質代謝、電解質の代謝などに関与しており、ストレスに対抗して、エネルギーを補給、代謝をよくし、炎症を抑制する作用があります。

 

自律神経系ルートの場合は、視床下部から分泌された副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモンに促され、自律神経系が活動し、ノルアドレナリンが分泌されます。

その刺激が、副腎髄質につたわり、アドレナリン・ノルアドレナリンが17:3の割合で分泌されます。

アドレナリンとノルアドレナリンには心拍数の増加、血圧上昇、血管収縮、気管支の拡張、瞳孔の拡大、代謝の促進などの働きがあります。

 

ストレスを感じると、体は自動的に、体内の恒常性を保ち、身を守るようにできています。

普通に生活していれば、振り子が、振り切れて、病気になることはないです。

にもかかわらず、なぜ、現代社会には、ストレス性の病気が、蔓延しているのでしょうか。

厚生労働省が3年ごとに全国の医療施設に対して行っている「患者調査」によると、平成8年には43.3万人だったうつ病等の気分障害の総患者数が、平成20年には104.1万人になっており、12年間で2.4倍に増加しています。

これは、医療機関に受診している患者数の統計データーなので、実際にはもっと多くの患者がいると推測されます。

自殺者も増加しています。

年間2万人台前半で推移していた自殺者が、平成10年に、3万人を超え、それ以降、ずっと3万人を超える高い水準で推移しています。

 

やらなければならないことに気を取られ、自分のことを顧みる余裕がない。

流行を追い続け、本当に自分に必要なことを忘れている。

自覚症状があっても、ストレスが原因だと気づいていない。

持病や介護する必要のある肉親がいる。

そうした要因が重なると、健康の要であるホメオスタシスのバランスが崩れていきます。自律神経が乱れ、内分泌系の機能が低下し、免疫系のはたらきが弱ってしまうのです。

自律神経は、私たちの意思とは関係なく、交感神経と副交感神経がバランス良く機能することで、内外の刺激に対処しています。

しかし、睡眠不足が続いて脳を休める時間が減ったり、ストレスで交感神経の興奮状態が続いたりすると、めまい、耳鳴り、情緒不安など、自律神経失調症の症状がでてきます。

また、内臓機能を活性化させる副交感神経が不活発になると、食欲がなくなる、血行が悪くなるという症状も現れます。

内分泌系の働きは、不規則な生活、バランスの悪い食習慣によって、乱れていきます。たとえば、全身のブドウ糖、タンパク質、脂肪の代謝を司っている膵臓から分泌されるインスリンの働きを鈍ると、血糖値の調整がうまくいかなくなり、糖尿病を発病する要因になります。

栄養のバランスが崩れると、免疫機能の主役であるリンパ球の働きが低下します。ストレス反応により、副腎からコルチゾールなどのステロイドホルモンも大量に分泌されるため、リンパ球や細胞のはたらきが、ますます低下。風邪をひくと、副鼻腔炎に発展し、なかなか治らないといった症状が頻繁に起こるようになります。

健康を害するストレス反応をしっかり理解。

考え方の癖を認識、建設的な行動がとれるようになる認知行動療法の技法を習得して、ストレスを緩和。

 記憶のメカニズムを踏まえ、わかっているのに、どうしてもうまくできないことを、努力の感覚なしに、できるようにしていく方法を学習。


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