フラット３５の審査は甘い？？

住宅購入に欠かせない住宅ローン。

中でもフラット３５は長期間で低金利の融資が受けられる。

このフラット３５。

先日、会計検査院から金融機関の審査の甘さを指摘されている。

審査が甘いと借りたい人にはメリットがありそうだが・・・

審査が甘いと本来の返済能力以上の融資が受けられる。

しかしながら、返済が滞れば購入した住まいは売却など手放すことになる。

また、売っても元金が返済できないとそのまま借金が残る。

こうなると、せっかくマイホームを買っても家庭崩壊になりかねない。

しかも、こうした審査の甘さはこれからの借り入れにも影響する。

適切でない融資が多くなり、借りてもすぐ延滞するケースが多くなれば、

融資金利は高くなるだろうし、機構自体の経営にも影響する。

場合によっては、金融機関によって融資金利が変わってくる可能性が高い。

また、不正事案も多く報告されている。

勤務先の虚偽申告、

個人情報の未取得、

本人以外で借り入れ申込み、

虚偽の収入

など、

一般の住宅ローンでは考えられない事例がある。

結果、こうして融資を受けても、短期間のうちに延滞してしまう。

フラットは万一の際、金融機関が直接損失を被らない仕組み。

そのため、十分な審査過程を踏まないでいる。

今後は審査強化されることが確実だろう。

検査院は「金融機関ごとに融資審査の状況や不適切の案件、早期延滞の発生状況等に応じて金利に差を設ける仕組みが必要」と提案している。

年収３００～４００万前後の借り入れ者の延滞も多くなりつつあるので、審査は厳しくなるのは確実と思われる。

審査が通りやすいというメリットだけが強調されると、無理な借り入れを起こしいずれは購入者自身の首を絞めることになる。

住宅ローンは借りられる額ではなく返せる額で借りることが重要だ。

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