- 荒川 雄一
- IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
- 東京都
- 投資アドバイザー
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対象:お金と資産の運用
こんにちは!
さて、国連貿易開発会議(UNCTAD)によれば、今年の1-6月の世界の海外直接投資額が6676億ドル(約53兆円)と、前年同期比8.4%の減少と発表されました。
世界的な景気減速感が高まる中、企業が投資に慎重になっている様子が伺えます。
特に、今まで最大の投資の受け入れ先だった米国が、前年同期比39.2%と大幅な減少となった影響が大きいと言えます。
新興国への投資も減少しましたが、中国は3%減に留まったため、この期間を見ると、米国を抜き中国への投資が1位となっています。
一方、日本はというと、多国籍企業の資金引き揚げが投資を上回ったため、マイナス17億ドル(約1350億円)と低迷しています。
米国、EU、新興国が前年同月比を下回ったとはいえ、直接投資がプラスであることを考えると、何とも寂しい限りです。
日本企業自体は、この「円高」を活かして、積極的に海外でのM&Aを展開していますが、国内への投資は冷え込んでいるため、ますます国内産業の“空洞化”が懸念されるところです。
日本国は、いったい「世界に何を売るのか」、「何を強みにするのか」、そろそろ明確なビジョンを出さないと、存在感の無い、忘れさられた国となってしまいます。
日本の為政者の責任は“大”ですが、いずれにしても、この問題は、国民一人一人が自分自身の“こと”として、考え、行動するしかありません。
まずは、“一歩”踏み出すことですね。
それでは、今週も穏やかな日々となりますように!
このコラムの執筆専門家
- 荒川 雄一
- (東京都 / 投資アドバイザー)
- IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
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