
- 荒川 雄一
- IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
- 東京都
- 投資アドバイザー
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対象:お金と資産の運用
こんにちは!
さて、この度、金融広報中央委員会が2012年「家計の金融行動に関する世論調査」を発表しました。
その中で、単身世帯の金融資産の保有目的で、初めて「老後の生活資金」という回答が、47.1%で1位となりました。
今までは、「病気や不時の災害への備え」が1位でしたが、ここにきて大きく意識変化があったことがわかります。
「病気や不時の災害への備え」は、まさに、万一のための“備え”ですが、「老後の生活」は、万一ではなく、ほとんどの国民に訪れることです。
その“将来の日常”に対して、不安を抱えるということは、ある意味深刻な状況と言えます。
最近のニュースを観ていても、「厚生年金基金制度の廃止」、「公的年金の財源不足」、「少子化による保険料の負担者減少」、「高齢化による受給者急増」、「運用利回り悪化」など、“老後の生活”に関して、明るい話題はほとんどないのが現状です。
事実、今回の2500世帯の単身者へのアンケートでも、8割以上が「老後が心配」と回答しています。
このような意識の中で、一番怖いのは、将来不安からさらに委縮し、「守り」に入り込んでしまうことです。
国民が皆「守り」に入ってしまえば、世の中のお金は回らなくなり、経済がさらに疲弊し、ますます所得低下、税収不足、財政悪化という「負のスパイラル」に陥ってしまうこととなります。
常日頃感じていることではありますが、本来であれば、国のビジョンや指針がわかりやすく示され、それによって企業や経済が活力を取り戻し、世の中が活性化し、国民のモチベーションも上がるのが、最も望ましい姿と言えます。
しかしながら、それをただ待っているだけでは、何も変わらないのも事実です。
一番大切なことは、「他に依存しない強い意志をもった国民」に自分自身がなることではないかと考えています。
誰が政治家になろうが、国の方向性がどうなろうが、毅然として、強い意志をもって、自分自身が生きることが、まずは必要絶対条件ではないかと最近強く思います。
「夢は人に描いてもらうものではなく、自分で描くもの」
改めて、自分自身、強く意識している言葉です。
それでは、今週も良き週末となりますように!
このコラムの執筆専門家

- 荒川 雄一
- (東京都 / 投資アドバイザー)
- IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
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