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対象:お金と資産の運用

柴垣 和哉
(ファイナンシャルプランナー)

閲覧数順 2024年04月24日更新

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「2013年度、経常収支“過去最低”に!」

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こんにちは!

だいぶ、暖かく、そして暑い日も増えてきました。

夏が来るまでの過ごしやすい時期は貴重ですので、大切にしたいものですね。

 

さて先日、個人的には、非常に気になっていた2013年度の国際収支速報が財務省より発表されました。

結果、日本の経常収支が7899億円と、かろうじて黒字を維持することができました。

 

3月の経常収支が、2月に引き続き、1164億円の黒字となったため、年間で“赤字”になることは、何とか回避することができました。

 

とはいえ、2013年度の経常黒字は、前年比81.3%の減少となり、1985年以降過去最低の黒字額となっています。

 

2013年の輸出から輸入を引いた貿易収支は、-108642億円の赤字と前年度の2倍以上に膨らみました。

輸出は前年比12%増加しましたが、それを上回る輸入額の伸びがあったからです。

サービス収支については、外国人旅行者の増加などもあり、前年より赤字額は減少しましたが、-35779億円となっています。

 

一方、日本の経常収支の“稼ぎ頭”である第一次所得収支(海外からの配当など)は、前年比14%増加して、166596億円の黒字となり、こちらは1985年以降過去最大となりました。

 

4月以降は、「増税の影響から企業の輸入も一服し、経常黒字が拡大していく」といった楽観論も聞こえてはきますが、私は個人的には懐疑的です。

 

経常収支を巡る論議には、様々な見解が示されていますが、私の見方は基本的に変わりません。

「日本のような膨大な財政赤字を抱えている国の経常赤字は危険である」

ということです。

経常赤字の内容が、将来への“投資”であれば、回収の見込みも大きいですが、日本の歳出の中身を見ると、とてもそのようには見えません。

 

巷の“楽観論”通りに、今年も経常黒字が維持できることを願うばかりです。

 

とはいえ、個人的には、もちろん“備え”は怠りませんが。。。

 

それでは、今週も、穏やかな週末をお過ごしください!

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