前回からの続き、廃業について。
仕事は属人的であるが故、廃業も悪いとは言えない。
あまり一般的とは言い難い意見ですが、これは私の正直な意見です。
例えば大企業同士のM&Aでも失敗する事案は山ほどあります。
合併してシナジーがウンタラカンタラ…と言いつつ、
結局「企業風土の違いが…」等の理由でご破算になるケースは山ほどあります。
仮に合併をしても相乗効果などまったく発揮できていないこともしょっちゅうです。
この点については小さな会社のほうがむしろフォローはしやすいのかもしれません。
ただ、本質的にお客様は
「この人だから安心して仕事が任せられる」
と思っている方が大多数です。
そういった気風を理解している、あるいは上手に転換していける後継者が
きちんと育っているなら継続をしていけば良いのでしょう。
ただ最近はそういう人間のことを無視して小さな会社にM&Aを
勧めるような話が流行しだしています。
従業員の雇用等々、色々と考慮すべき事情はあります。
そういうことを踏まえた上で、M&Aは軽く考えないほうが良いかと思います。
このコラムの執筆専門家
- 高橋 昌也
- (税理士)
- 高橋昌也税理士・FP事務所 税理士
「税務×経営コンサルティング」の複合サービスを提供します
節税だけ考えていては事業の根幹が危うい時代。当事務所は、税務・会計はもちろん、マーケティングや経営戦略提案にも強みを発揮。とくにキャッシュベースの経営を重視し、小規模事業体が「いかにキャッシュを毎月手元に残すか」のアドバイスを行います。
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