- 中西 優一郎
- 弁護士法人アルテ 代表弁護士
- 兵庫県
- 弁護士
-
06-6435-8309
対象:民事家事・生活トラブル
- 榎本 純子
- (行政書士)
ラジオ(FMあまがさき、「中西優一郎のLaw・and・Order」の第29回目、平成24年10月18日分)に出演致しました。
「長男に会社を継がせたい…どうしたら上手く行く?」
私は、63歳で、自動車部品の製造会社を経営しています。
私には、2人の息子がいて、次男は歯医者をしているので、長男に会社を継がせたいと考えています。
現在、私の名義で会社の株式や工場の機械などを所有しているのですが、これを長男に受け継がせるには、どうしたらいいのでしょうか。
どのようにしたら世代交代が上手く行くでしょうか。
というテーマでお話ししました。
中小企業の経営者の高齢化が進むなか、経営を引き継ぐ後継者がいないため、廃業に追い込まれるケースが増えています。
まだ先のことだと思い、何も対策をせずに放置していると、いざ事業承継という時に、相続を巡って争いが起きる、後継者が育っていない、取引先や従業員の信頼を得られないなどの問題が起こってしまいます。
そうならないために、事前に後継者の資質を備えた適任の候補者を見つけ、その候補者を育成し、徐々に経営権を移していくといった計画的な取り組みが大切です。
このような事業承継には、親族内承継、従業員等への企業内承継、M&Aなど複数の手段があり、それぞれ株式や事業用資産を、売買、生前贈与、遺言などにより承継させていきます。
円滑な事業承継には、遺留分、贈与税・相続税に対する深い理解が必要となりますので、弁護士、税理士等の専門家を交えて計画すると良いでしょう。
番組内容の概要
番組では、事業承継について、
「事業承継の対策はなぜ必要なの?」
「何を承継させるの?」
「事業承継にはどんな方法があるの?」
「経営承継円滑化法って何?」
などについてお話ししました。
内容の概要は、以下のとおりです。
事業承継の対策はなぜ必要なの?
・日本の中小企業の特色について
・経営者の高齢化
・所有と経営の一致
何を承継させるの?
・株式の承継
・事業用資産の承継
・経営ノウハウ・経営理念の承継
事業承継にはどんな方法があるの?
・親族内承継
・従業員等への企業内承継
・第三者承継(M&A)
・売買、生前贈与、遺言、遺産分割
・遺留分
・贈与税・相続税
・経営承継円滑化法について
その他、事業承継で気を付けること
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このコラムの執筆専門家
- 中西 優一郎
- (兵庫県 / 弁護士)
- 弁護士法人アルテ 代表弁護士
企業法務から身近な法律相談まで幅広く対応いたします。
弁護士法人アルテ代表弁護士。東京大学法学部卒。企業法務に従事し、労働問題(会社側)に精通。著書「外国人雇用の実務」(同文舘出版)。ラジオ番組出演(FMあまがさき「中西優一郎のLaw and Order」)。商工会議所、大学、企業での講演・セミナー多数。
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人事・労務・労働問題(使用者側)の案件を多く取り扱っています。
企業内外において、人事・労務・労働問題に関する講演・セミナーも行っています。
尼崎で開業する前は、東京の外資系法律事務所、及び国内企業法務を取扱う法律事務所にて勤務し、労働問題、コーポレート/M&A、ファイナンス等の企業法務に従事していました。
英語を使用する業務(英文契約書の作成、外国人の方の雇用手続等)にも積極的に取り組んでいます。
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