朝礼の意義と目的　＜前編＞

オープン前15分、朝礼や夕礼の目的を明確にして臨めば大きな成果が期待できます

　ある飲食店で、気が抜けた儀式化してしまった朝礼に立ち会いました。中には、忙しいからと言って、朝礼を止めてしまっているお店さえあります。

　朝礼は、今日の昼･夜の目標人数や売上目標を発表する絶好の機会であり、昨日の良かった事、クレームなど改善点を再確認する場でもあります。

　参加人数が少ないからとか、忙しいからと朝礼を実施しないのでは、目的地の無い難破船と同じになってしまいます。　日々実施する朝礼の意義や価値を再確認することで、現場力を上げていきましょう。

　朝礼の目的は、スタッフの意識を高め、全員の心を目標に向けて一つにすることにあります。

　お客様に最高のおもてなしを提供するための原動力になるような朝礼にしていきたいものです。

主な朝礼の目的は下記の項目にまとまられます。

■朝礼の目的

①経営理念、経営方針の統一と徹底

②前日の売上実績の確認、本日の売上目標発表と参加意識の醸成

③お褒め、改善点、予約状況、連絡事項などの情報共有の場

④私生活と仕事の切り替えの切っ掛け作り

⑤ホールとキッチンスタッフとの連帯感の醸成

⑥お辞儀や返事など接遇マナーの徹底の機会

⑦最低限の言葉遣い、接客態度、笑顔などの徹底

⑧目的意識を持たせることで、継続力育成と営業改善につなげる

⑨毎日朝礼当番を決めて、責任感を芽生えさせる

⑩仕事上の目標設定、反省を行うことで向上心の育成

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