●新しい住いの夢を描く
第1回から8回までが準備期間で、これからがいよいよ、間取りを描く本番です。
モデュールを整理して、法規と構造の要点を押さえて、温熱と通風に気を配りながら、自分のライフサイクルを想定して、土地の条件を掌握しながらプランを考えます。
初めから一発で完成させようと考えず、何案も考えます。素早く描ける様にパソコンを使うのも方法です。マドリームネットはそう云った間取りの造り方に最適のツールです。
プランを考えていると、100点満点のプランには中々辿り着けません。途中で壁にぶつかります。でも、気にせず壁にぶつかれば、それはそれで仕上げておいて、次のプランを考えます。
出来るだけ全く違うプランを造ることを心掛けましょう。自分で全く異なったプランを造ったつもりでも、冷静に比較すると全てのプランにどこか共通する部分が見えてきます。
その部分が土地と家族とを考えた場合絶対に譲れない条件となります。それ以外の部分は予算と家族の希望に合わせて適当にカットしたり、簡略化しても構わない部分です。
譲れない部分を尊重しながら、プランをまとめ上げてください。最終的にはプロの建築士にプランを委ねるにしても、建築主の意向は充分伝わるはずです。
また、建築士のプランに対する意図も酌めるはずです。
このコラムの執筆専門家
- 福味 健治
- (大阪府 / 建築家)
- 岡田一級建築士事務所
木造住宅が得意な建築家。
建築基準法だけでは、家の健全性は担保されません。木造住宅は伝統的に勘や経験で建てらていますが、昨今の地震被害は構造計算を無視している事が大きく影響しています。弊社は木造住宅も構造計算を行って設計しています。免震住宅も手掛けています。
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提案された間取りや見積りが適正なのかどうか判断するのは難しいものです。お話しをお伺いしながら、専門家が客観的にアドバイス致します。
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