- 荒川 雄一
- IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
- 東京都
- 投資アドバイザー
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対象:お金と資産の運用
こんにちは!
さて、最近気になった発表がありました。
日銀が14日発表した「営業毎旬報告」によると、8月10日時点で、日銀が保有する長期国債の残高が80兆9697億円となり、銀行券(紙幣)の発行残高80兆7876億円を超えていることがわかりました。
http://www.boj.or.jp/statistics/boj/other/acmai/release/2012/ac120810.htm/
日銀では、安易な国債の買い入れを防ぐため、長期国債の保有残高が銀行券の発行残高を超えないようにする「銀行券ルール」を定めています。
ただ今回は、日銀の金融緩和策の一環として、別枠管理されている「資産買入等の基金」による長期国債の購入額も含まれている為、日銀では「銀行券ルール」には、抵触はしていないという判断をしているようです。
確かに「買い入れ基金」は、臨時的な措置ではありますが、日銀が市場から長期国債を買い上げしている事実に変わりはありません。
世の中に出回っている紙幣以上の国の借金を背負っている以上、中央銀行が国の財政赤字の穴埋めをしていると捉えられても致し方ない状況です。
現在は、低位で推移している日本の長期金利ですが、財政に対する信認が低下すれば、金利上昇の引き金にもなりかねません。
今後ますます国債の発行残高が増えていく中、日銀による長期国債の保有残高の高止まりの常態化が懸念されます。
いずれにしても、国債の発行残高が、すでに「危険水域」に近付いていることだけは、頭に入れておくべきでしょう。
さて、本日は、メルマガの発行日です!
今回は、地球規模でのテーマとなっている「水・農業関連」へ投資を行う株式ヘッジファンドを取り上げています。
ご興味がある方は、是非、ご覧ください↓
http://www.mag2.com/m/0000121186.html
それでは、まだまだ暑い日が続きますが、体調管理を万全に、良き週末をお迎えください!
このコラムの執筆専門家
- 荒川 雄一
- (東京都 / 投資アドバイザー)
- IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
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