- 別所 諒
- ビジョン・コンサルティング 別所諒 主宰
- 東京都
- マーケティングプランナー
対象:営業
「やる気が出る本を読んだり、講演会に行ってもモチベーションが継続しない理由は?」と聞かれることがある。僕としてはこの状態に陥る原因は明確で、「それ」が目的になっているからだと思う。
この悩みを持つ人は、依存型か、真摯に自己探求を続ける人であったりする。いずれにしても、「いい人」なのであるが、本気で悩みを解消したいなら方法はひとつだ。
モチベーションを上げようなんて考えるのをやめる。
モチベーションというのはわざわざ上げるものではないし、もっと言えばなくてもいいことを知ればいい。モチベーションは、何かの目標がありそれを達成したいと考えれば自然に生まれるものだ。この状態にある人はモチベーションなんて言葉を使わない。厳しい言い方だが、モチベーションという言葉を使う人は、モチベーションがない人であり、その原因は目標がないことにあると思う。
だから、元気の出る話なんて聞きに行かずに一人になって目標を立てればいい。一人になると孤独になるが、それでも達成したい目標が見つかれば人は前に進む。もちろん、ここで人の助けが必要になることもあるので、僕の仕事は高い目標を設定し、達成することにコミットしてもらうことになる。
誰の助けがなくてもなんとかするという決断。それがコンフォートゾーンを抜けるということだ。
もうひとつ、ノウハウを学んでも結果が出ないという相談も受ける。
この原因はノウハウに依存するからである。モチベーションと同じく、目標があって、目標を達成していく方法としてしかノウハウは機能しない。
メンターの教えを受けても、その人がメンターになれるわけではない。教えを自分の目標にリンクさせた段階で教えを「実践」したことになるからだ。
結局のところ、人生においては、目標の設定が最も難しいと思う。最近、そんなことに気づいたので、安易に元気が出る話をしたり、目標が設定されていない夢を語られても同意しない。安易に成功する方法を聞かれても(そんな方法は知らないが)、すぐにノウハウを教えることは自重している。
では何をしているのかと言えば、目標の設定と、なぜその目標を達成したいのかという目的を明確にすることであったりしているのだが、ますます自分が何屋なのかが不明確になっている。
そんなことであるから、僕を雇ってくれる人はすでに相当の精神レベルに達しているので、実は、お教えすることもそんなにない。
ので、僕が必要?と思わなくはないが、何がしかの成功法則を追求する上では、自己の目標と目的をさらに明確化する必要があると思っている。
あなたには、明確な目標がありますか?
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