- 別所 諒
- ビジョン・コンサルティング 別所諒 主宰
- 東京都
- マーケティングプランナー
対象:営業
- 水内 終一也
- (経営コンサルタント)
- 本森 幸次
- (ファイナンシャルプランナー)
広告や企画の仕事をしてきたので、アイデアを出すのは割と得意な方だと思う。
で、もっと得意なのは、人のアイデアのプロセスを盗むということだったりする。
アイデアをそのままパクるのはどうかと思うが、どのような変遷でその人がアイデアを出しているのかを知ることで、自分の引き出しが増える。
ただし、結果好ましくない事態も起こる。というのは、たいていのことはできてしまうので、色んな仕事を頼まれて、自分が何屋だと言えなくなることだ。ビジネスの基本は強みに集中することであるから、真逆のことをやっていることになる。
まぁ、それでも色んなことをやりながら最も収益性が高くお客さんに喜んでもらえることを見つければいいかとのんきにしている。
その中で、割と喜ばれるのが「出版企画書」を作成するということだったりする。これを本業にするつもりは全くないが、通る企画書の作成は得意だ。実際、この数ヶ月で3本の企画書を作成して出版が決まっている。
自分の本を出してはいるが、編集者どころか、出版関連の仕事をしたこともないのに、ここができるわけは企画の仕事をしてきたことと、アイデアのプロセスがわかったからだ。
編集者や出版プロデューサーがこう考えるのかというコツがわかったので、成功率は高い。
自分の時にこのことがわかっていたら、苦労することもなかったが、世の中そんなに甘くはない。ので、企画を30個ほど考えるハメになったし、原稿も10冊分ほど書いている。が、結局はボツの山を築いたことで、知恵がついた。
ただし、厳しい言い方になるがすべての人に適応できるわけではない。本を出したいという人の多くは甘く考えすぎている。「出したい」「世の中に知ってほしい」「伝えたい」と考えているうちは、自費出版レベルだ。
ここを突破する方法は、「これは売れる」と確信の持てる企画を考えることだ。その後に、黙っていられずに書いてしまうというのが、特別な実績や才能のない人の近道になる。
ところが、多くは逆をやっていて、自分の言いたいことを本にしようと思っている割に、出版が決まるまで原稿を書かない。
こちらが言いたいことを聞きたいと思っている人はいないと考えたほうがいい。だから、相手が聞きたい話を考えて、聞きたいと思うようにコンテンツを組み上げる。
簡単なことだが、理解していない人が多い。特に、本を出すことで有名になって本業の売上を上げたいと考えているような人は、出版社はそれが本業であることを見落としていると言える。
「誰でも本を出せますか?」という問いには、「Yes」。ただし、コツを知ることと、打算的にならずに書くと決断することが条件になる。
本業でない強みは、「それじゃダメでしょ」と言えることでもある(真実なのだが)
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