朝早くから、ライブで開幕式を見ました。
イギリスの歴史を演出したものです。ヨーロッパの西の端の島国ですが、東洋の東の端の日本にも大きな影響を与えています。島国と云う共通点からか、国民性も類似する部分が多いかと思います。
まだイギリスへは行った事はありませんが、暮らした人の話しを総合すると、想像以上に階級社会でもあるようです。貴族の国ですね。
産業革命発祥の地ですから、新しいものは何でも好きそうですが、古いものも大切にする国です。
イギリス中西部のコッツウォル地方は、ハートオブイングランドと呼ばれイギリスの原風景が色濃く残っている地方で、シェークスピア時代の住いが今も現役で使用されているそうです。
スウィッチプレート一つにしても、長年使われていたものの方が値打ちが高く、新しく建てた家でもわざわざ骨董市から陶器のスイッチプレートを買い集めて、新しいものと入れ替えて家の値打ちを高めるそうです。
この辺は日本人の価値観と随分違う様に思いますが、そう云う考えも、これからの住いの考え方として参考になるようにも思います。アンティークを骨董品として飾るだけでなく、現役として使用することに意味を見出しています。
その為には本物を見抜く目が必要となります。良いものは何年使っていても飽きが来ない。使うほどに味わいと風格が出てくる。そう云うものが真に価値のあるものだと教えてくれています。
人の造るものは、命の無いもので、出来た瞬間が最も美しく、その後は成長する事無く朽ちていくものだと思っていましたが、ハンドパワーによって造られたもの、手造りのものには命が宿っているのかも知れません。
昨日、JHL{NPO法人日本住宅再生研究所」の登記申請が完了しました。法的に法人として誕生しましたので、今日から本格的な活動を開始します。JHLは住宅再生を通じ真に価値のある住いを追求して参ります。
このコラムの執筆専門家
- 福味 健治
- (大阪府 / 建築家)
- 岡田一級建築士事務所
木造住宅が得意な建築家。
建築基準法だけでは、家の健全性は担保されません。木造住宅は伝統的に勘や経験で建てらていますが、昨今の地震被害は構造計算を無視している事が大きく影響しています。弊社は木造住宅も構造計算を行って設計しています。免震住宅も手掛けています。
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経済的な熱損失計算(性能基準)で、次世代省エネ基準を取得できる提案をします。
構造等級3を基本にご相談いたします。木造三階建て等で行う応力度計算も自社で行いますので、意匠と構造の齟齬がありません。
また、IAU型免震住宅設計資格取得者として、免震住宅等の相談も行っています。
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