東商カラコ3級～2～

今回は｢色と心理｣です。

個人によって連想するものは違いますが、年齢・性別・職業のような
何かしらの共通点で集団をくくると、連想にもまとまりが見られます。

・生理学的な人間の営みの連想＝多くの人に共通
・集団に固有の生活体験に根ざした連想＝国、民族、企業など、帰属する集団に共通

色は何かのモノについているので、具体的なモノを連想することが多いのですが、
具体的なイメージだけでなく抽象的なイメージも連想されます。
実際の調査結果では、調査年によっても違いを見ることができます。

また、色の象徴性には、言語では表わしにくい空間感覚や社会的・
宗教的規範といった抽象的概念を、色で象徴するという特質があります。

例えば、キリスト教文化圏では、裏切り者のユダの着衣が黄色であることから、
黄色に対してあまり良い意味がありません。
しかし、赤＝危険、黒＝死など異なる文化圏でも共通する普遍的な心理的効果もあります。

こういった色の心理的効果の表れは、色の三属性と大きく関わっています。
三属性は覚えていますか？
これは、今後も必ずでてきますし、覚えておかなければならない最低限の知識の一つです。
必ず、三属性は覚えましょう。

色の三属性：色相/明度/彩度

それぞれがどういう役割なのか、考えておきましょう。

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