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釜口 博
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閲覧数順 2024年04月16日更新

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国民年金の付加年金は、日本で一番お得な年金です!

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国民年金の付加年金とは、付加保険料を国民年金の保険料に
上乗せして支払えば、老齢基礎年金に上乗せした年金が終身で
受取れるというものです。

付加年金は、国民年金のみを支払っている第1号被保険者が、
60歳までの期間に、「月々400円」納めれば、老齢基礎年金に終身で
「200円×付加年金保険料納付月数」分の年金額が上乗せされる
という、ありえないくらいお得な制度です。

具体的に見ていきましょう。
 例:付加年金保険料を40年間納めた場合
  (国民年金は20歳~60歳までの期間納めることができる)
  総支払保険料:400円×12カ月×40年=192,000円
  上乗せ年金額:200円×12カ月×40年=96,000円
  
老齢基礎年金が受給できるのは、65歳からですから、
67歳まで生きれば、支払った付加年金保険料はチャラになります。

65歳まで生きた方の平均余命は、男性で約19年、女性は約24年。
つまり、65歳まで生きた方は、平均的に男性で84歳、女性で89歳
まで生存するということになります。

では、84歳まで生存した場合と89歳まで生存した場合で
試算してみます。

〇84歳の場合
 付加保険料40年納付:200円×12カ月×40年=96,000円
 上乗せ年金総額は、96,000円×19年=1,824,000円
  
 1,824,000円÷192,000円=9.5
つまり支払った保険料の9.5倍の年金が受取れることになります。

〇89歳の場合
 付加保険料40年納付:200円×12カ月×40年=96,000円
 上乗せ年金総額は、96,000円×24年=2,304,000円
  
 2,304,000円÷192,000円=12
つまり支払った保険料の12倍の年金が受け取れることになります。

上記の9.5倍や12倍という倍率は、保険料払込期間の長短に
関わらず、同じ倍率となります。

しかも、付加年金保険料は全額社会保険料控除の対象ですから、
所得税と住民税の非課税枠が確保できますので、
節税対策にもなります。
  
ただし、注意しなければいけないのは、国民年金基金に加入して
いる人は、付加年金には加入できません。


ご質問やご不明な点がありましたら、
お気軽にご連絡下さい。
   メール:waku@bys-planning.com
     Tel:06-4305-4425

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