なぜインデックス・ファンドが良いのかが解る本

皆様の中で投資信託を保有している方が大勢いらっしゃると思います。その投資信託の中にインデックス・ファンドが入っているでしょうか。
私は、これから紹介する本を読んで、パッシブ運用(インデックス運用)の良さを認識しました。まず、衝撃的なタイトルで有る、藤沢和希著「なぜ投資のプロはサルに負けるのか？」ダイヤモンド社刊です、大手投資銀行にクォンツとして就職され、国内外のヘッジファンド等の顧客や社内のトレーダーのために計量モデルの開発をしている方です。その人が、投資ビジネスの裏側や、ファンドマネジャーが何故TOPIX等のインデックスに勝てないかを理論と実証でなぞ解きをしています。
一般投資家としてこの本を読むと、アクティブファンドや個別株の取引で利益を上げる困難さがよ～く解ります。

インデックスファンド開発と発展の歴史と投資の常識が解るのは、ジョン・C・ボーグル著林康史監訳　石川由美子訳　「マネーと常識」投資信託で勝ち残る道　日経BP社刊です。米国投資信託大手バンガード・グループの創始者で、幅広い銘柄に格安な手数料で投資できる株価指数連動型投資信託(インデックス・ファンド)を世の中に広め、ウォーケン・バッフェットと並び称される投資業界のカリスマです。あのバッフェットさんも、我々一般投資家には「インデックス・ファンドを薦める」と言っています。
なぜ、コストの低いインデックス・ファンドで運用することが、米国で普及したかが解ります。このような人が日本にいなかったことが、未だにインデックス・ファンドのシェアが低いままだと私は考えています。

そして、伝説のファンドマネジャー デイビッド・スウェンセン著、瑞穂のりこ訳「イェール大学CFOに学ぶ投資哲学　Unconventional Success」日経BP社刊があります。
Unconventional・Success(非常識な利回り)はパッシブ運用で得られることが、明らかにされています。

著者はイェール大学の最高財務責任者(CFOとして140億ドル以上の大学貴金運用を指揮して20年間で運用成績として年率16.1%)という驚異的な運用成績を残しています。その前には、ソロモン・ブラザーズでは、最初のスワップ取引として知られるIBMと世界銀行の為替取引を構築しています。以降は全米教職員保険年金協会(TIAA)、カーネギー財団、ブルックリングス財団の受託者、およびホプキンズ受託者委員会の財務責任者を務めています。

その方が。「投資信託に資産を食いつぶされるより、自分で運用を考えたほうがいい」とまで言っています。ぜひ、アクティブ運用の投信で損失を抱えた方にご一読をお勧めします。

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文責
ファイナンシャル・プランナー:日本FP協会認定CFP(R)
ロングステイ財団登録ロングステイアドバイザー
独立系顧問料制ファイナンシャル・アドバイザー　
吉 野　充 巨
独立系顧問料制アドバイザーの紹介
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